以前のlivedoorの記事の引越が先日ようやく完了しました。


10月の終わりに申請したから二ヶ月弱かかりましたか。


5年分あったからね。そりゃそれくらい大事に扱ってもらわないと。


ただ、みんなのコメント等がコピーできなくて残念です。ごめんなさい。



あとね、ピグっていうんですか?なんかいつもTOPページにあって気になってたからなんとなく作ってみた。


架空の街をお出かけできるのね。ちょっと楽しそうだからヒマなときやってみることにする。




ではだいぶ間があいてしまいましたが、『オーロラ』全曲解説。続き。



4.Lonesome Ghost


導入三曲からは打って変わって、今回のアルバムのダークサイドの一端を担っているこちらの曲。ラテンのビートに怪しいメロディラインのヴォーカルが重なる、摩訶不思議なホラーソングに仕上がっている。

元々ホラーな音階の曲を書きたいなあってのはずっとあったんだ。俺ディズニーランドにあるホーンテッドマンションのテーマ曲「グリムグリニングゴースト」がすごく好きで、高校の時はケータイの着メロにしてたくらいなんだけど。あの曲って、たぶん誰がどう聴いても心のどっかで無意識に「ゴースト」を感じてしまうと思うのね。そこがとにかく素晴らしいな、と。音楽って目に見えないものだけど与えるイメージはこんなにも強烈なんだって思わされたから。だから、この「Lonesome Ghost」は俺なりの「グリムグリニングゴースト」に対するオマージュとでも言えようか。

曲が出来たタイミングは、アルバム作業の序盤も序盤、昨年の全国ツアーが終わった3日後、、、だから12月の中旬ですか。「ホログラム」と同時に手をつけていた。レコーディングは7月に行って、一度生バンドの状態で出来上がったものを俺が夜な夜なぐちゃぐちゃにぶっ壊す編集を経て現在のかたちに至っている。ドラムとか、ヘッドフォンで聴いてみるとよくわかるけど、音が右行ったり左行ったり、歪んでたり歪んでなかったりハチャメチャな具合。原型はほとんど成していない。過去の僕らのどの曲にもなかった質感である。強いて言うなら「プレイヤ」辺りが近いだろうか。

ちなみに色んなところで「この曲のコーラスは対馬くんですか?」とよく聞かれるのだが、全て俺の声です。過去レコーディングにおいて、対馬くんにコーラスをやってもらったことは一度もない。LIVEは仕方ないからやってもらってるけど。本当はもう一人の俺にハモってもらいたい。(笑)とはいえDOESのワタルさんは「コーラスは絶対他人じゃないとイヤだ」っていう人もいるから、どれが正しいってのはありませんね。


とにかくこの曲は、この世にゆらゆらはびこる生きた屍たちへの鎮魂歌なり。



続く。