とうとう発表されてしまいました。

NICO Touches the Walls、2度目のワンマンLIVE“All,Always,Walls”!!会場はなんと渋谷クラブクアトロ。




「9月9日、一応クアトロ押さえたから」



そんな話を聞かされたのは一体いつだっけか。もうだいぶ前の話のような。スタッフともその時は「できたらいいね」程度で話をしていたけれど、気づけばいつしか、みんなその気になってた。


はっきり言って事件、ですよ。だって今の僕らの現状を現実的に考えたら明らかに無茶だってことは一目瞭然。リリースは6曲入りミニアルバム一枚のみ、ワンマン経験は一度のみ。今日からチケット先行抽選予約が始まっているらしいが、抽選なんてそんなもん…全員当選に決まってるだろ、と。チケットが売り切れることも、ハコがパンパンに膨れることもない。今の状況を考えれば安易に想像つく。


ただ、来てくれるお客さんには、悪いけど最高のものを見せる覚悟だ。ハコが大きければ大きいだけ僕らの音楽は忠実に意味を成すと俺は思ってる。現実的に考えて9月までに僕らが目指せる品質を考えれば、クアトロは正にジャストフィット。これ以上ない機会だと思う。1月に下北沢251で行った“成人前夜”は「NICO Touches the Wallsという音楽」を自ら表現する為のイメージと技術と曲の数が明らかに足りていなかっただけに、何とも言えない一生懸命さがただただステージに残ってしまったLIVEだった。だからこそ今回は、正に「NICO Touches the Wallsという音楽」というものを真剣に考えて表現すべき機会だと思うのだ。そこに微塵の迷いも見せてはいけない、いや、見せたくない。俺らにしか起こせない次のアクションは必ずしも本意でなくてはいけない、本意でありたい。


最近ようやく4人できちんと話す機会が増えてきた。なぜ今まで避けて通ってしまっていたのかわからないお互いの音楽に対するモチベーションの話題なり、それぞれが抱く理想の音楽の話題なり、やはり音楽の話題が中心になるけど、さすがにもう馴れ合いだけで成り立っている状況じゃないという自覚が、確実にいま4人を摩擦して、熱くさせている。なんだかバンドを組んだ時に戻ってきたような感覚だ。




僕らは一周したのかも知れない。




大きくなっているのかも知れない。