efa66378.jpg図書館なんか行って本借りたの。



今日は年金の若年者猶予を申請しに午後、市役所に出向いた。
恥ずかしながら、今の僕にはまだ払うだけの余裕がありません…。おじいちゃんおばあちゃんごめんなさい。もうちょっとだけ待っていてください。
手続きは書類に何カ所か記入するだけで意外とあっさり終了。そのあまりのあっけなさに寄り道欲が急上昇。
珍しく本が読みたくなる。

俺はろくに本を読まない。自分で買って読破した文庫本なんてたぶん一冊もないし、ハリーポッターは映画でしか見ていない。文字にふれる機会といえば新聞くらいで、あとは現代文の教材程度の読書量だ。だから文才なんてまったくないし、ブログなんか本来立ち上げられる身分ではないんです。

そんな俺が久しぶりに本を読みたいという衝動に駆られた。ワケあって江戸川乱歩の『魔術師』が読みたかったんだけど、探しても探しても見あたらず、端末で検索してみるとなんやそれは倉庫に閉まってあるらしい。でも文庫コーナーにも江戸川乱歩一冊も置いてなかったしな、全集コーナーみたいなとこにも見あたらなかった。江戸川乱歩って意外とそんなもんなのかなあ。単に俺の探しが甘いだけか。
見つからないならじゃあジャケ買いじゃないけど、タイトル借りしてみようかなとだーって見て回ったけど、ノベル版のスターウォーズくらいしか引っかからなくて、結局今日は小説諦めることに。
じゃあ自分がいま一番さらっと読めそうな音楽関連の本を借りようと音楽コーナーをのぞく。正直あまり惹かれるラインナップではなかったけど、この写真の『ザビートルズアンソロジー』かなり大判で、前に楽器屋さんで見つけてから読みたいなあと思っていた本。こいつは立ち読みするにはさすがにデカすぎるし、良い機会だと思って借りてみました。

早速帰って読んでみた。内容はビートルズ結成から解散までの歩みを、本人たちのインタビューや当時の発言でひたすらまとめたもの。未公開写真なんかもたくさん載っていてもうめちゃくちゃ濃い。たった8年でロックのすべてを作った、といっても過言じゃない、そんなビートルズの濃すぎる8年間を一滴たりともこぼすことなく一冊の本に凝縮したノンフィクションの物語。それがこのアンソロジーという記録だ。
元々知っている部分もたくさんあったから、知っている部分は飛ばしながら読んでいったんだけれど、すべて本人たちの語り口調で構成されているから読んでいるこっちもとてもリアルに気持ちが流れていく。その気持ちの流れに沿いながらその時々のビートルズの曲を重ねていくと、また違う聞こえ方で曲が響いてきた。


と当たり前のような感想をつらつら述べてしまいましたが、借りておいて良かったなあ。10日さいたま新都心でのLIVEの空き時間で、ずっと行きたかったジョンレノンミュージアムに行く予定だったから、良い予習ができたって感じです。



ここ見てる人で、なんかおすすめの小説があったらぜひ教えてください。まだ読書初心者なんで、テンポのいい冒険ものとか入りやすいかなあ。