「起業リスク≒0とするには② ~2つの魅力について~」


「事業の魅力」と「起業家本人の魅力」について考える。

「事業の魅力」には、「大義名分」、「参入障壁の高さ」が必要だ。



それらが、自分だけの思い込みではなく、第三者(出資者)からも納得できるものになっていなければならない。



もちろん事業の「実現可能性」などもチェックされるだろうが、こうした先の予想には不確定要素が多く、あまり重視されない。




それよりも今現在、確認できることが重視される。


「参入障壁の高さ」は、以前にも述べた「新しさ」のことだ。起業であれば当然必要だ。


「大義名分」は、事業の社会的貢献度のことだ。

「大義名分」のある事業は、個人の損得を超越するから、共感を得やすい。

従って、出資という行為を通じて社会貢献に参加しているという実感を出資者が得やすい。

「事業の魅力」においては、「大義名分」が特に重要となる。

「起業家本人の魅力」では何が重要視されるのだろうか?

「使命感(明確な目標)」、「情熱と自信に満ち溢れたコミュニケーション能力」、「決してあきらめない達成力」といったところか。

「使命感」は、「事業の魅力」にも書いた「大義名分」と深く関わる必要不可欠な要素だ。

「達成力」は過去の実績から判断される。

口でなんと言おうが、過去の実績で何も達成していないと評価されるとマイナスとなる。

そして「コミュニケーション能力」だ。

最後は、この「コミュニケーション力」に起業家の総合力が結集することとなる。

やたらとしゃべればよいというわけではない。

相手に只者ではないと感じさせるインパクトを与えなければならない。

「こいつならやるかもしれない」と期待させる何かをだ!!

それは、先にあげた「使命感」からくる必死さでかもしれないし、過去の実績からくる自信かもしれない。

そうした「何か」を出資者に強烈にぶつけるのだ!!

そして、ここからが一番重要な点だが

1回断わられたくらいでは、決してへこたれないガッツが必要だ。

断られた理由を冷静に自己分析して、再度、お願いしよう。


それでも駄目なら再々度、また駄目なら歳々々度、また駄目なら・・・・・・・。

相手も人間だ。誠心誠意やれば必ず思いは伝わる。

伝わるまでやる覚悟をもつこと。


これが、「起業リスク≒0とする」方法であると共に「起業家魂」というものではないだろうか。

「起業リスク≒0とするには ①」


「起業リスク≒0」とは「起業で限りなく失敗しない」という意味である。

言い換えると、起業において成功と失敗を分ける一番重要な要素は何か?ということになるかもしれない。

それは「資金がある限り起業は失敗しない」という事だ。


当然のことではあるが、起業成功を目指す人は、この事をきちんと整理しておく必要がある。

起業を成功させるには、資金が残っている間に事業を黒字化させるしかない

そして、資金不足時には必要資金を調達する

これだけの事だ。

そのためには、限られた時間内で黒字化する能力資金調達能力の2つが必要不可欠となる。(もちろん、それぞれを細分化すれば、まだまだ必要な能力は多岐にわたるが・・・・)

この2つの能力を一人で持っている場合は一人起業となるし、2人必要な場合は二人起業となる。(3人以上はあまり聞かないが・・・)

ここで、特に注意をしなければならないのは、2番目の資金調達能力だ。

多くの人は、最初の「限られた時間内で黒字化させる」方に捉われがちだ。

資金調達については、最初の開業資金(起業資金といった方がよいか)をどのように調達するかまでではないだろうか?


しかし、必ず2度目以降の資金調達が必要となることを前提として事業計画を練らないといけない。なぜなら、起業の場合は前例がないからである。何がおこるかわからないのである。

このリスクをカバーできるのは、資金調達である。

しかし、資金調達能力といっても、金融のプロの知識のことではない。

出資する側から見た総合的な魅力のことだ。

つまり、事業の魅力」と「起業家本人の魅力」である。



今回はここまでとして、次回はこの2つの魅力について更に考えてみたい。

事業計画とリスクをめぐる考証



現在、事業計画書(ビジネスプラン)を作成している。

本当は今、このビジネスプランを公開したいのだが、まだ公開はできない。

今後、起業が順調に進めば、なるべく早い時期に公開したいと思っている。


さて、事業計画書を作成していると、どうしてもリスクについて考える事は避けられない。

どこにリスクがあるのか?このリスクはどういった悪影響があるか?リスクは避けられないか?等々である。

そして、究極的には「そもそもリスクとは何か?」を考えるようになる。


ファイナンス上の定義は「机上の空論」で意味がない。(基本的に、金融業界は、いかに体裁の良い理論で、やらずぼったくりをするかを競っているに過ぎないと思っているから)

また、他の分野でもリスクの本質は何か、それを確実に避けるにはどうすべきか、を明確にしているものは見当たらない。

しかし、哲学や宗教の先達たちは、リスクへ立ち向かうための心のあり方をヒントとして残してくれている。


特に私が現在、心の拠り所としているのが中国唐時代の禅僧に無業禅師「莫妄想」(まくもうそう)である。元寇の際、北条時宗がとどう戦えばよいかと悩みに悩み、無学祖元から教えられた事で有名である。

「莫妄想」(妄想すること莫(なか)れ!)である。

「過去のことはわからないし、未来のこともいくら熟慮し、予測し、計算したって、絶対に分からない。現在できることに集中しろ!!」 ということか・・・・(現在の私にはこの程度の理解しかできない)

従って、おのずと、今できること、すなわち、「最善の事業計画書づくり」に再び集中するしかなくなるのである。

次回は、起業において「リスク≒0」にする方法について書きたい。