「斉木さん、残念ながら…やはり、リウマチの初期だと思われます」
5月頃から、謎の関節痛が定期的に発現していた。
はじめは腱鞘炎だと思っていたけれど、それにしては様子がおかしい。
違和感からはじまって、翌日には動かすことすら痛くなるんだけど、その翌日にはスッと治ったりする。
痛む部位はその都度違う。
リウマチという病名は、当初から頭に浮かんでいた。
母が10年前から闘病している。
が、はっきりと診断されたくなかった。
リウマチといえば、不治の難病だ。
リウマチ治療のために妊活中止はしたくない。
やっと、妊活を始めることができたところだ。
30代後半を折り返した今、妊活に関して立ち止まっている余裕はない。
だから、関節が痛くても半年間は隠していた(隠しきれなかったけど、四十肩だとか、捻挫したとか言い張ってきた)。
ただ、私の関節痛はリウマチのように朝のこわばり〜夕方に向けて弱まるとか、左右の対称性はない。
では何なの?と気になって検索しまくっていたら、私の症状にピッタンコな病名を発見。
それは「回帰性リウマチ」。
回帰性リウマチは、関節リウマチのように骨が破壊されたり変形してゆくことはないとのこと。
ただ、回帰性リウマチの症状から関節リウマチが始まる人も多いというので、油断できないのだと。
妊娠成立してからだったら、リウマチと診断されても、治療と出産を両立する方向で進められるんじゃないかと思って、妊活を急いだ。
だけど、AIHすると決めてから2周期はクロミッドが効きすぎて治療が見送りになり、AIH3周期は成果出ず、私の春夏は終わった。
その間も、関節痛は定期的にやってきた。
もしも関節リウマチだとしても…早期にコントロールすれば、骨の破壊や変形を免れることはできる。
母の闘病を近くで見ていたから、知っている。
体外受精にステップアップしたのをきっかけに、覚悟を決めた。
関節痛の原因をはっきりさせておこう。
もしもリウマチだったら…妊活とリウマチ治療の両立について、専門家に相談しよう。
仕事が休みの土曜に受診できるリウマチ専門医を探したら、自宅の隣駅付近に、熱心そうな町医者(内科・リウマチ科・アレルギー科)を見つけた。
ホームページがいかにも手作りで、先生の思いに溢れていて、商業的な感じがないのが良かった。
この先生に診てほしいと直感し、先々週の土曜日に検査を受けに行った。
既往歴や家族歴を丁寧に聞いてくれ、やはりリウマチの可能性がありそうだということで、採血をした。
そして昨日、町医者先生のところに再訪。
そこで、本記事冒頭の言葉を聞いた。
ずっと予想していたし、覚悟できていたので、動揺せずに受容できた。
<検査結果>
*CRP定量:1.08mg/dl(基準値は0.3以下)
→炎症反応アリ。軽度。採血の2日前に手首に腫れと痛みがあった名残か。
*RF定量:10u/ml(基準値は15以下)
→リウマチ因子。現時点ではまだ陰性。
*抗CCP抗体:585.8u/ml(基準値は4.5未満)
→リウマチの勢いを示すみたい。激高!
*抗核抗体:160倍(基準値は40未満)
→膠原病の可能性。流産の原因になる可能性も。。
1月に妊活のクリニックで検査したときは80倍で、それほど問題視はされていなかったけれど…
胚盤胞の移植後の成功率に関わってくるのではないかと心配になってきた。
リウマチかその他の膠原病かを診断するため、大学病院へ紹介状を書いてくれた。
うぅー不妊治療でカツカツの有休がまた減ってしまう…けれど仕方ない。
木曜に、詳しい検査を受けてきます。