あの日の夜、19時台から雷雨が強くなってきた。

ずーっと降り続いているけれど、どうなるんだろう・・・・

それくらい不安になるような、ひどさの雷雨。



20時に宅配便が届く予定だったけれど

今日のような天気だから、後日来て貰おうかと

本気で宅配便に連絡しようかと思った。



そしたら、20時前に雨が弱くなったせいか

アマゾンから荷物が届いた。

こんな雷雨の中、来て貰って申し訳なかった。



その後、雨は降り続き、能天気な私はテレビを見ながら

アイスを食べ、届いた電球の傘を取り替えた。



そして、ニュース番組で住んでいる地域全体が

集中豪雨のような天気だと知らされた。

この天気、どうなるんだろう・・・



午前1時過ぎ、まだ雨は降り続き、強いまま。

本当にどうなってしまうのだろう・・・

そんな思いのまま、寝入ってしまった。









翌朝、前日の雷雨がウソのようなドピーカンな天気。

テレビをつけたら、ニュースで住んでいる地域の北が

とんでもない被害に遭っている事がわかった。

幸い、私が住んでいる地域は何もなかった。



でも、被害があったあの地域には、

あの子が住んでいるが大丈夫だろうか?

あの人もこの人も大丈夫だろうか?

近くは上司も住んでいる。

そして、まだ明け方は天気も良くなかったのに

朝刊がちゃんと届けられたと言う普通の事に

ありがたさがしみいった。



電車を降りて勤務先に向かう途中、

福岡の知り合いのお姉さんから心配の電話が入った。

「うん、うちの地域は大丈夫じゃけん」

でも、頭上は多数の行方不明者の捜索や救助、

取材のヘリコプターの音が凄まじくて、

携帯の通話がかき消されるくらいだった。



会社に着いたら、社内の人から心配のメールが届いてた。

他にも、県外の友達から何通も安否を確認するメールが届き、

本当にありがたかった。









幸い、友達も知り合いも全員無事だった。

友達の伯父さん夫婦も逃げて避難していると聞いた。

ただ、知り合いの娘さんの友達のお婆様が

被害に遭い、亡くなってしまった・・・・









その週の土曜、伯父さん夫婦が避難した友達から連絡があった。

実は、伯父さんは避難しているのではなく、

自宅の裏山が崩れ、夫婦で首まで土砂に

埋まってしまっていたとの事。

その伯父さんが搬送された病院で亡くなったとの事だった。



伯父さんは、近所の人たち総出で助け出されたけれど、

助かっても一生車椅子で、手足の一部分が壊死した状態で、

切断するしかなかったそうだ。



その土砂も粘着性が強くて、かき出してもかき出しても

なかなか減らなかったそうだ。

おまけにスコップなど何もなかったので、

お茶碗などの容器で土砂をかき出す人もいたとの事。



体力が無くなってく伯父さん夫婦にやっと災害医療チームが到着し

体が土砂に埋まったまま、点滴などの手当てをされたそうだ。



やっと体が全部出て、助け出された時は拍手が起きたそうだ。

そして、ヘリコプターで地元の大学病院まで搬送された。

しかし、色々な合併症が出て、お亡くなりになってしまった。

(奥さんも入院中?らしい)



(伯父さんの事はヤフートップにも載っていました)



しばらくは、朝、ヘリコプターの音で目覚めていた私。

今でも私は、強い雨とヘリコプターの音を聞くと

あの夜の雷雨を思い出し、身構えてしまう。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




あれから4ヶ月たちました。

この広島の土砂崩れを教訓に、身近でこのような災害が起きそうな

地域にお住まいの方は、どうかどうか、とにかく避難してください。



そして被害に遭われた方、避難された方は、

いまだに不自由を強いられています。

どこかで募金する機会があれば、是非ともお願いします。




以下、被害に遭った知り合いからお借りした画像の一部です。

(強制ではないので、気分が悪くなる方は自己責任なので、 見ないでスルーしてくださいね。)















































でも、今はこんなお花も咲くようになりました。



希望の花とでも言ったら良いのでしょうか。










画像をwkwkanさんのブログよりお借りしました。











毎月、20日前後は、普通の当たり前の生活が送れる事が

ありがたいと思うように再認識するようにしています。



何かつまらない事が日々起きても

「こんな事で腹を立てるなんて、恵まれてるからなんだよな。」

とか

「こんな事でが不満なんて、ある意味幸せだからじゃないの?」

と、思い返すようにしています。



この再認識やありがたみが、日々の生活に埋もれないように・・・・













ここまで、長くてまとまりのない文章を読んで頂き、

ありがとうございました!