ちょうど1年前、2019年6月、
長崎の入国管理局で収容中のナイジェリア人男性が死亡しました。
ハンガーストライキによる、餓死です。
ハンガーストライキとは、ガンディーにより始められた非暴力抵抗運動の方法の一つである。
何らかの主張を世間に広く訴えるために、断食を行うストライキの一種。
「飢餓(ハンガー)によるストライキ」という意味である。 略して「ハンスト」ともいう。(引用)
同じころ、彼のいる入国管理局でもハンガーストライキが起こっていました。
入管施設でハンストを続ける被収容者を苦しめる「2週間のみの解放」
長崎での死亡を受けて
入管はハンガーストライキを行っている人たちに
仮放免を出しました。
ただし、仮放免期間は2週間。
みんな2週間後に再収容されるのです。
2週間外に出て、
食べて元気になって戻ってこい。
ってことでしょうか。
彼もその中のひとりでした。
外に出たい一心で食べずに
頑張っているのですが
「頑張って」=食べないで
とも言えず、
ほんとは「食べて」ほしいけど、
食べる=出れない、
なので「食べて」とも言えず...
でもカラダ壊したら意味ないわけで...
毎日「大丈夫?」って聞いて
「お願いだから水は飲んで!」と言いました。
外にいて何もできない自分にひたすら無力感を感じました...