誰もいないって思うのをやめたい。
何もないって思うのをやめたい。
私には何でもある。
ひとりじゃない。
そう思いたい。
そう思えたら見える景色はきっと変わるんだ。
どんな気持ちで駅で何時間も待ってたの?
鳴らない携帯はただの箱でしょう。
その重みがきみの気持ちの重みなのかと思ってたよ。
苦しい。
呼吸が浅くなる。
目を細めてしまう。
携帯の充電を切らさなかったあなたの愛情。
姿を見落とさないように立ち続けたあなたの愛情。
儚いね。尊いね。
それでも誰もいないと思ってしまう私は、今どき流行らない病にでも侵されているんだよ。きっと
気づかないふりじゃない気づけない私でお気の毒に、だね。