いまは、むかしの、京のみやこのおはなし。

このみやこに住む〝おとど(身分の高い男の人)〟は、かわいい子どもがたくさん増えて住む家が狭くなりとても困っていました。そこで、京の街中に家を探しに行くと、見つけた一軒の

大きな空き家。でもそこは〝おばけ〟が出るという、いわくつきのお屋敷でした。

 

「おやめなされ」と近所の人に忠告されても、「なあに、わしは〝おばけ〟などこわくないぞ」と、おとどは一晩泊まってみることにするのですが、対するおばけたちも

「住む家がなくなっては大変!!」と〝おとど〟を追い払おうと大奮起するのです。

 

京のみやこの人間と、おばけ達とのお屋敷の争奪戦。

さて、どうなりますやら。

 

幼稚園のころから、この絵本のおばけ達が本当に大好きで、いつもおばけを真似てごっこを楽しんでいたムスメ。彼女も私もいまだに大好きな夏の思い出の一冊。

 

そしてもうすぐ、子ども達の大好きな夏休み。いっぱいおばけを楽しむシーズンですね。
こんなおばけ達がいるなら、私もお友達になってみたーい。

 

おばけのひっこし

さがらあつこ 文 沼野正子 絵 福音館書店