監督:バーニー・ラオ
出演者:ピイミオ・メイ、ジェド・ブロフィー、ナタリー・モリス、ジム・バルタクセほか
80年代の映画かと思ったら、作られたのはごく最近らしいニュージーランド作品。
タイトルどおり、殺人ソファが襲ってくる映画です。
なんと武器は、内蔵されたコイル(大笑い!)
殺人ソファが立ち上がり、ヨチヨチ歩きで近づいてきます。
キラキラしたボタンの瞳がかわいらしい。見た目は、どーも君そっくりです。
妖艶なダンサーのフランチェスカは、注文したソファを待っていました。
そんな彼女の元に刑事が現れて、元カレのフレデリコが殺されたことを伝えます。
フランチェスカは、元カレにストーキングされていたことを話します。
注文したリクライニング式のソファが届き、その上でフランチェスカは身をくねらせます。
おそらくこの監督は、江戸川乱歩のファン(笑)
乱歩の『人間椅子』にインスパイアされたであろうシーンが出てきます。
映画の中に出てくるサイコメトラーのじじいがソファに手をふれると、脳内に再生される殺人現場のシーン・・・。
サイコメトラーじじいがオカルトの文献を調べると、古代ユダヤに伝わる悪魔“ディブク”の存在をつきとめます。
怪しいオカルト研究家のマクツも登場し、強力な悪霊が周囲の人間に取り憑こうとしていると警告します。
フランチェスカと同居しているゲイのTJも、ソファに襲われます。
背後から迫るソファに、まったく気づかないTJ。
ヨチヨチと忍び足で近づく殺人ソファ。あのスピードなら十分逃げる時間はありそうですけど、TJは殺されてしまいます。
さて、殺人ソファに取り憑いているのは何者なのか?
過去に黒魔術を行っていたヴァレリーとジェラールという魔術師が関連していました。
殺人ソファは、「ヴァレリー」とその名を呼びます。しゃべる殺人ソファが、これまたかわいい!
悪魔ディブクは取り憑いた者が死亡すると、物に移動して潜み、新たに取り憑く人間が現れるのを待つのでした。