つらくてつらくて
書き終えるのに時間が必要でした…。
猫劇場・出演者
グラ&ポワタ
(実の姉弟)
コロ
(飼い猫→近所のボス→野良猫→我が家の猫)
サヴィチェビッチ
(保護猫)
今から12年前(2011年)。
地震が起こる前になると走り回り、
『地震来るよ』と教えてくれたミケコは
震災の1ヶ月後の4月11日の朝、突然
ニャーニャーニャーと3回鳴いて亡くなった。
余震余震の日々で体に負担があったのかな…
しばらくは猫を飼うのはやめよう…。
そう思っていたのだけど
4月の終わりに生まれたこの子らと縁が。
白いのでホワイトもじってポワ太、
姉と思われる灰色のグラと共に
すくすくと育ちました(inお財布の箱↓)
姉よりもひと回り大きく重いので
グラに近づくとシャーシャー叱られるけど
悪い事をする時は結託して体力担当。
仏壇のお供えパンをベッドの下に隠すわ
金魚ケースの水を溢れさせ金魚ゲットするわ
網戸を突き破り脱走するわ(室内飼い予定が)
当時『こんな子たち初めて』と嘆く程
やんちゃっぷりと甘えん坊が混ざった、
とてもかわいい子たちでした。
6年前にサヴィチェビッチが来てからは
とても優しいお兄さんとなってくれて、
血の繋がった姉より仲良くなってた(笑)
サヴィが外に脱走してしまい
『探してきて!』と言うと
昼寝中でも外に出て探してくれたし、
時々、外の空気を吸わせるために
サヴィをケージに入れて外に出せば
必ずサヴィの周りで待機してくれて、
いつも一緒にくっついて寝てる
サヴィの絶叫断末魔(グラのイジメ)
が聞こえると『どした?』と駆けつけ
盾になったり、やり返したり。
とにかく優しくて末娘のサヴィに甘く、
性格もおおらかで呑気。猫にも人にも
距離が近すぎて嫌がられて(笑)
大きくなる種類だよとは言われてたけど
全盛期は7キロとかあって、
ノミ・マダニ対策のお薬は犬用を使い…
マイバッグをちょっと置いた瞬間、寝る
後にポワタ専用のバッグとなりました
大好きなブラッシングは順番待ち
ちょっと脱いで置いただけなのにこれ。
姉にしつこく近寄る弟(場所の取り合い)
7月9日
2日前から両目がショボショボしていたので動物病院に連れて行くとブドウ膜炎と診断。抗生物質や目薬、軟膏を出される。
数日すると右目だけがどんどん悪くなり、青い瞳がオッドアイのようになり、食事も抗生物質の匂いがして嫌なのか?
他の猫の分まで食べてた彼が、食事を取らなくなったので違う抗生物質にしてもらったり投与を中断したり、別の餌にしたり…。
抗生物質が嫌なのか?給餌する妹が嫌なのか?妹との信頼関係が薄れたり、私も美味しいお刺身を用意してみたりの日々でした。
7月23日
そんなこんなしてきたけど外に行きたがり、なかなか家に戻らず、食べなくなってたので医者へ行き、新しい治療をしました。
7月24日
食べない、飲まない、元気がない。外に出さずにいると下駄箱の下等、陰に行きたがる。この状況が心配になり救急で違う動物病院へ。
そこの医師はブドウ膜炎ではなく腫瘍では?食べられない子に薬を口から入れるのは無理だよねと2週間持続する注射をされました。
(良くなれ、良くなれ、と願って)
7月25日
私は休暇を取っていて朝から夕方まで不在。ポワタは少しご飯を食べるが下駄箱の下や風呂場などで過ごしていた。
7月26日
前日の夜に外に出てしまい帰宅せず。朝、周りを探すと室外機の下、濡れているコンクリートに横たわる彼を見つける。
朝早くから仕事に行く妹が捕まえて家に入れてくれたけど、風呂場の奥に行ってしまい、そこでオシッコを漏らしてしまう。
オシッコで部屋を汚すことのなかった子がこうなってしまうのは…もう緊急事態だと思い、午前の仕事を終えてから休暇を取り病院へ。
12時までの営業時間ギリギリに入った病院では、違う病院での治療を伝えたら叱られる。土曜にウチに来て何故翌日も行ったんだ、と。
ここの治療が合わないなら他に行ってもいいし、治療されてしまったのなら、今回はそこに行ってみては?とも。
こちらとしては医師の治療に問題は無いが、異常にグッタリしていたし日曜日で休診の為、緊急事態で他の病院に行った事を伝えた。
打たれた注射はとても強く、今までの治療が水の泡だ、弱った体に打つと免疫力が下がっちゃう、なんて恐ろしいもの打つんだ…と。
この時、この獣医は動物にとって負担にならぬ様な治療をしていると感じました。日曜日に行った病院も口コミは悪くないし、
次から次へと患者がくる病院だし決して間違ってはいないと思う。私達が…連れて行かなければ良かったのかと後悔。
どうなるかわからないよ、治療するのか?しないのか?飼い主が決めなきゃ!と言われ、妹と相談する間も無く治療をお願いした。
レントゲンで胸水が溜まっている事がわかり胸水を抜いた。毛を刈られ、水はなかなか出てこず何度も刺し直され…やっと透明な水が出た。
医師から仕事を終えてから病院に来てくれと言われ仕事は第一でいい、急変したら電話をすると…一気に悪化する姿が辛くて泣いた。
治療…治療…治療…どこまでしてあげればいい?生きて欲しい。でもダメなら、無理はさせたくない。苦しくないようにしてあげたい。
そんな事を考えながら職場に戻る道は、自分で運転出来ないかもと思う程キツかった。クラクラ貧血の様な感じになり…車を停めて、吐いた。
職場の相棒は犬を飼っているので理解してくれ、涙が止まらない私に仕事がキツければ無理しないでと気を遣ってくれた。
これからどうになるかわからないとか…仕事はやり終えたけど、途中、着信がないか何度も確認し…あの日は本当に動揺した。
仕事後、病院に行くと他の検査もしてくれていたようで…心臓の病気も発覚した。エコーをしながらこれからの治療の説明。
ポワタはエコーだけでなく診察台が嫌で暴れ、そのまま酸素室へ。…少し動いただけで息苦しかったようで倒れている姿を見てまた泣けた。
酸素室で過ごし利尿剤などを使って体内の水分を出さないとこの子は辛いよ、とそのまま入院となった。痛みや苦しみは除いてやりたい。
7月27日
午前中に面会に行った妹からLINEが入る。名前を呼んだらニャーニャーと文句を言ってる感じで思いのほか元気そうだったと。
医師も昨日様子からここまで回復するとは思わなくて驚いていたと。私も仕事後に顔を見に行ったが弱々しくも返事をしてくれた。
7月28日
この日は病院がお昼までだったので妹が面会へ。目薬の直後だったらしく背を向けていたとのこと。食事は自分から食べないようだと。
水も溜まってなく、酸素室から出られるかもと医師。回復?…いっぽう、我が家にいる残り3匹がポワタがいないせいか元気がない。
7月29日
午前中に面会に行った妹から『ポワタは酸素室からは出たけどちょっと微妙かも』とお昼にLINEが来た。病室(檻)の奥で香箱をしていて、
こちらを向いておらず、呼んでも反応がなく、何度も呼んでやっと妹の方を向いたとのこと。…なんだか嫌な予感しかしない。
…この日は月末処理の残業で私は面会に行けず。また、この週末に旅に出る予定だったのだが、そちらをキャンセルした。
7月30日
病院が開く時間になったら会いに行こうと思っていた矢先の8時を過ぎた頃にスマホが鳴る。動物病院イコール…
『朝様子を見に来たらニャーニャー鳴いてるから鳴けるようになったか〜と思って俺がメシ食いに部屋に戻って帰ってきたら亡くなっていた』と院長からの知らせ。
オープンは9時からだけどなるべく早く迎えに行きます。と伝え、泣きながら自分の身支度をする。治ることはないのはわかっていたから、大きめな段ボール箱は用意していた。
同時に夏なので葬儀屋さんにドライアイスの購入予約の連絡。覚悟をしていたので下調べはしておいたからスムーズに購入できた。ポワタ用にドライアイスを切っておいたくれた。
そして市の斎場に連絡。亡くなった日が友引の為、施設は休みだが点検日で職員がいたので翌日の9時からの火葬予約が出来た。我が市は炉は違えど人間と同じ火葬場でお別れが出来る。
※閲覧注意
ポワタをずっと眺めるサヴィ
ポワタにずっと寄り添うグラ
ポワタの箱に入ろうとするコロ
そんな姿を見て泣くしかない人間(私)
火葬する当日…人間と同様にお別れする時間も作ってくれるし、炉の中に入れるのも同じように扱ってくれた。火葬最中は、ちゅーるやお水などを置いた棚も用意してくれている。
職員の方から『お骨は拾いますか?こちらが収骨する事もできます』と言われたので、せっかくだから拾う事にした。1時間位と言われた火葬時間は1時間半近くかかった
終わったと言われて行くと、今まで経験した(人獣含む)収骨より幾分標本チックな立派なポワタのお骨と対面。火葬を担当した職員さんがとても丁寧な説明をしてくれ、
『大きな猫ちゃんだったんですね、猫ちゃんて伺っていたけど犬だったっけ?と迷うほどでした』と。すかさずポワタの写真を見せると『綺麗な子でしたねぇ!』と言われた。
骨の説明も隅々までしてくれ、大きな体の一部だった長〜い尻尾の骨は恐竜の骨格標本の如く綺麗に揃ってた。尾骨は特に『猫ちゃんでこんな大きい骨は見た事がないです』とのこと。
また、火葬時間が長かった理由としては『ちょっと脂(脂肪)が乗ってると…』と苦笑い。火力が強ければご遺体が飛んでしまったり(お骨がバラバラ)するので…
と、火力調整も人間同様に小窓から確認しながら行うと教えていただく。…脂が多いと焼けにくいという事かと自分の時を考え、気をつけなきゃと反省←
やだ、にゃーすったら火葬時間が随分長いよね…とか言われないように( •᷄ὤ•᷅)
動物のお骨に対してとても詳しいので『動物専門ですか?』と聞けば人も担当すると。ポワタの2週間前に旅立った友人♂も彼に火葬してもらったのかなと思い、また泣いた。
火葬当日は旅行の予定だった為、たまたま休暇を取っていて見送る事が出来た。ポワタはみんなに見送って欲しくてそこに合わせてきたのかな、とも思う。
…7月の初めにきっと治って元気になると疑わなかった友人が亡くなり、気持ちの整理がつかないままポワタが亡くなり…他の猫がいるのに思いのほかロスが続いた。
私の人生の1ページとして、ブログに書き残すつもりなのに書くと泣けて泣けて書けない日々が続き、アメブロと向き合う事が出来ぬまま、新年を、そして今日を、迎えた。
ポワタが亡き後もそれなりに出かけていて、ここに記したい気持ちもあるのに下書きにポワタの記事があって泣けて放置。今までも猫との出会いと別れは沢山あったのに辛かった。
…やっと、ポワタの事を書き上げようと決めた。
ポワタのお骨は49日を過ぎたけれど部屋に置いている。毎日、お線香やお水、エサを妹がお供えしている。
そしてポワタ以外の猫らは今まで通りに過ごしている。時々ポワタのお骨の前で佇んでいる…フリしてエサ食べてる。
…火葬前もそうだった。
お線香の煙を前に猫背気味にポワタの死を嘆いているかのよう。猫も悲しいのね…と見つめていたらお供えしてるエサ食べてた。
佇む姿を見て涙目になってた私の立場www
今日は2月22日、かわいい猫の日。
ここから少しずつブログを再開しよう。
ここは私の人生を綴る場所だもんね