今日は父の日だったんですね~
NO.7さんがブログに書かれていて気付きました。
私の父は数年前に他界しているので、父の日を意識してませんでした。
二日酔いの朝は父にお腹を指圧して貰い&梅とわさびを入れた特製ドリンクを飲むと治る…
お酒のつまみは自分で作り、今でもたまに思い出して作ってみると味が違う…ちゃんと作り方聞いておけばよかったな…
父との思い出は沢山あるはずなのに、
私が強烈に思い出すのは闘病中の2ヶ月半なんですよね~
主治医が父の事を
「まれに見るしっかりとした死生観を持った人だから」
と家族よりも先に「自分の余命」を宣告され
迷うことなく「今すぐに腎臓を一つ取って下さい、透析されてる人にあげて下さい」と言った父。
開腹手術が出来ないから勿論それは無理な話でしたが
亡くなってすぐに両目の検眼は出来、その後、2名の人に光が戻りました。
余命を本人が知っている…
その部分で家族としては気持ちが楽でしたが
強い父でも自分の死ぬ日を宣告されれば気持ちは揺らぎます。
だから私は、父を前向きにさせる為に詐欺師かと思う程
ペラペラと「ついてもいい嘘」をついたもんです。
父の偉大さだとか役割だとか、
亡くなってみて初めてわかった事が沢山。
ウチの父は、まったくのヒラ社員でしたが
お葬式の時の弔問の皆様の多さにビックリ。
貧乏一家の葬儀なのに、近所では
「どこかの会社の社長さんの葬儀かぃ」と言って下さってたらしく
また葬儀屋さんも「何度も香典返しを追加しました~」と。
闘病中には次から次へと皆さんがお見舞いに来て下さった事に
「俺は生前葬が出来たなぁ」と。
「人には優しく、人を恨んではいけない」
と口すっぱく言われていた事が父の最期でわかったと言うか…。
頭ではわかっているけど、なかなか実行出来ないものです。
父は確かに、皆さんに慕って頂けた人生だったようです…
人生、山あり谷あり。
人は人生の最期にその生き方が現れるんだなぁと。
今どん底でも最期に「私の人生、幸せだったんだなぁ」
と思えるように生きていきたいものです。
貧乏一家でしたが笑いだけは絶えず、
人が集まる我が家です。
サザエさん一家のようだと、よく言われました。
それを遺された私達家族が続けていかなければならないと。元気に参ります♪
親孝行も一杯したかったけど親不孝者でした(笑)
唯一父が「にゃーすが嫁に行ってなくて良かったなぁ、結婚してたらこうも看病出来ないだろぅ」←これもどんなもんでしょう(笑)
人にはそれぞれ使命があって、私は嫁行かないで親をみると!←こじつけながら逃げてます
今日はビールでも仏壇にお供えするかな♪