ニックが腎不全と診断される前から

GWの旅行を予定しており

(父母とは行先が別で

 お姉ちゃん②も)

留守中は、お姉ちゃん①夫婦に

ニックの面倒を頼んでいました。


ニックが病気になってからも

その予定は変更せず

お姉ちゃん①夫婦に

通院を含め、家に泊まり込んで

看病してもらおうと

決めていました。


だから、いったんは

家族3人ともが、

死に目にもあえず

最後になるかもと覚悟はしていたけど


状況が変わり

可能なら、家族全員で

見送りをしたいと

翌日に火葬をお願いしました。


お願いしたところは

前々から友達が

「自分が頼んで、良かったから

参考までに」と名刺をくれていたので

迷う事なく手配出来て助かりました。



病状が進んだ時から ニック母は、

ニックの様子がすぐ分かる様に

近くで寝ていましたが

最後の夜も、隣で寝ました。



(写真は、闘病中のものです。)


翌日 ニック父は

(元気な頃も、そして闘病中も)

良く食べていたクリームパンを買いに

朝から自転車でパン屋に向かいました。


その帰りに

朝の散歩をしていた

マロンのお父さんにバッタリ会ったそうで

その足でマロンのお父さんが

ニックに会いに来てくれました。

「もう10日位会ってなかったから

 どうなったのか、

 気になってたんだよ。

 ニック、頑張ったな。」と

撫でてくれました。


無愛想だったニックに

最後の最後まで

声をかけて、撫でようとする

いつものパターン。

いつもは、ニックにスルーされて

撫でられない事の方が多かったかな。


マロンのお父さんは

いつも決まった時間に

散歩しているとはいえ

こんな偶然…

ニックは、つれなくしていたけど

やっぱり内心は嬉しかったんだね笑


マロンのお父さんに感謝です。


マロンのお父さんとお別れして

1時間しないうちに

車が到着して、

家族5人で、本当の見送りをしました。


そして、悲しむ間も無く 

ニック父母も旅立ちました✈️


モンゴルの草原で放牧されている

馬・ヤギ・羊などを見て

今頃ニックも自由に走っているかなぁと

思いを馳せる事もありましたが

大事な家族を亡くした直後に

ここに立つ自分に

不思議な感覚にもなりました。


もう絶対に、ニック以外の犬は

飼わないと心に決めていて


一瞬ためらったけど

子ヤギは抱っこ出来ました。



まだ産毛のフワフワで柔らかく、

ニックよりも軽く感じた仔は

おとなしくて可愛かったです。


ニックを失って悲しんでる自分と

仔山羊を可愛いと感じる自分が

異国の地に居て


人生、

自分に何が起きるか、分からないものだし

自分がどうなるか、どうするかも

想像つかないものなんだなぁと、

感傷に浸ったりもしました。