小学生の頃、初めて使ったカメラがオヤジから借りた一眼レフだった。
両親が結婚した時に、オイラの伯父が結婚祝にオヤジにくれたものらしい。
当時にしては結構高価な贈り物だったんじゃないかな。
そのカメラはオリンパスのPEN-Fという、一風変った形の一眼レフ。
ハーフサイズと言って、普通のフィルムの半分の画角で一枚の写真が撮れるもの。
つまり、一枚分のフィルムを縦に2つに分けた画角で1枚の写真を撮る仕組み。
なので、24枚撮りフィルムで48枚も写真を撮ることができる。
使い方をオヤジから習って撮ってみたが、今考えてみると結構ちゃんと写っていたもんだ。
と言うのも、そのカメラは全自動ならぬ全手動だった。
ピントはもちろん、明るさを考えてシャッタースピードと絞りも設定しないといけない。
その当時にはとっくに全自動のカメラはたくさん出ていた。当然フラッシュは内蔵されているし
ピントもオートフォーカスってのが出始めていた。
でも、オイラは古めかしい全手動カメラが好きだった。
これはオッサンになった今でも変らない。
今ではカメラをたくさん持っているが、最近よく使うのは1954年製の西ドイツのカメラ。
西ドイツってところが時代を感じる。オヤジから借りたオリンパスよりもずーーっと古い。
近頃、またまた悪い虫が騒ぎ始めた。ハーフサイズの中古カメラが欲しくなってもうた。
と言うよりも、ずーっと前から欲しかったのを思い出してしまった。
オヤジのオリンパスは、とっくの昔にぶっ壊れてしまった。
10年以上前にいろんな修理人やメーカーに修理を依頼したけど、古すぎて部品が無いそうだ。
修理するのなら、部品取りの同じカメラが必要なんだと・・・。
無駄使いする小遣いは無いので、早く熱から覚めないかなーとガマンしている今日この頃。

【以下、メーカーHPの紹介文】
世界初、そして世界唯一のハーフサイズ・システム一眼レフ、オリンパスペンFは、
昭和38年(1963年)に登場しました。ポロプリズムファインダー。
はじめてシャッター幕にチタンを用いたロータリーシャッター。
20本におよぶバラエティ豊かな交換レンズ。オリンパスペンFは、独創的な機能を
満載した革新的なカメラでした。なお、高速化と耐久性を両立させたロータリー
シャッターは、技術者たちの多大な努力と苦心で完成したと伝えられています。