歌手の木村カエラ(21)をゲストボーカルに迎え、17年ぶりに復活する伝説のロックグループ「サディスティック・ミカ・バンド」が24日、都内で10月25日に発売する新アルバム「NARKISSOS(ナルキッソス)」の制作記念会見を行った。1975年に日本のバンドとして初の全英ツアーを成し遂げた4人は全員が50代。ドラムの高橋幸宏(54)は「本物のグルーヴを聞かせる」とオヤジ世代の意気込みを見せた。
 加藤和彦(59)、高中正義(53)、小原礼(54)そして高橋。日本のロック界の“伝説”となっている4人が顔をそろえた。
 リーダーの加藤は「生の演奏は久しぶりだが、音楽的には変わってない。我を忘れて楽しんだ。みんなうまいって改めて感心した」と河口湖畔のスタジオで行われた17年ぶりのレコーディングを振り返った。
 ミカバンドは1972年に結成。2枚目のアルバム「黒船」(74年)は海外でも発売され、日本で初の世界的評価を受けたバンドとなった。75年に解散。89年に桐島かれんをボーカルに1年限定で再結成した。
 今回の再々結成は、すでに放映中のビールのCMがきっかけだが、木村カエラの存在も大きかった。加藤は「雰囲気が国籍不明でピッタリ。この人しかいない」と絶賛。代表曲「タイムマシンにお願い」など3~4曲に参加した木村は「私でいいの?とビックリの連続。でも自分の中で新しい何かが生まれた」と巨匠たちとの共演に感激していた。
 ライブやツアーについて高橋は「ぼくの体力とのすり合わせ」と前向きな様子。第2弾については「飽きっぽいので」とけむに巻いた。
 またバンドの再結成ドキュメンタリー映画が、井筒和幸監督の監修で、来年1月に公開されることも発表された。加藤が井筒監督の映画「パッチギ!」で音楽を担当した縁だが、会見に出席した井筒監督は「音楽の楽しさを伝える重みのある作品にしたい」と話した。
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