今年も後二日。

この一年いろんなことがあったが、一番のニュースは3月20日の福岡西方沖地震。

地震に慣れていない者にとっては本当に怖い出来事だった。

あれだけ大きな地震は、慣れてる人でも怖いはず。



朝の11時前に大きな揺れが来た。

朝まで飲んでいたオイラは、その時布団の中でぐっすり寝ていた。

オイラの住んでいるのは4階。揺れは半端じゃなかった。

物凄い音と揺れですぐに地震だと分かったが、南北に30センチぐらいの横揺れで

とても立ち上がることが出来ない。棚の上のバーボンのボトルが10本以上顔の横に降ってきた。

いい加減に収まるだろうと思っていたら、揺れはもっとひどくなる。

天井から電器が降ってくると思い、布団を被った時に揺れが少しずつ引いていった。

揺れている最中に、『人なんて、こうして死んでいくんだろなぁ』と思った。



揺れが収まってから気付いたが、足元に25型のテレビが落ちてきていた。

建物の揺れと轟音で全く気付かなかった。

最新型の液晶テレビなんかじゃない、ブラウン管の重たいヤツだ。足に当たらなくて良かった。

すぐさまガスの元栓を締め、ジーンズを穿いて携帯電話を持った。

テレビでは速報をやっていた。この時ばかりは報道が本当に早かった。

なんと津波警報だ!昨年のインド洋の津波を思い出した。

車の中には明日のイベントで使用するバンドメンバーの楽器が入っている。

とにかく、車で逃げることにして階段を駆け下りた。この間、約5分。



ラジオで地震情報を聴きながら、近くの山の展望台へ向かった。

津波到着予想時刻より前に展望台に着いたので、そこから博多湾の様子を眺めた。

特に異常は無いようだ。ラジオでは津波予想時刻の訂正と注意報への変更の報道があった。

暫くすると、注意報も解除された。ホッとした。

後で考えたら、山はガケ崩れなどの恐れもあるので危険だったのかも。



その後、実家に行ってみた。みんな怯えていたが、無事だった。

家の外壁にヒビが入っていた。実家近くのアニキの家は、外壁が剥がれ落ち、屋根瓦はグシャグシャ。

応急処置の修理をして、雨に備えた。

アニキの家に置かせてもらっているオイラのバイクは倒れ掛かっていた。

しかも、すぐ横のブロック塀が完全に壊れ、外側の用水路に落ちている。

バイクも用水路に落ちそうな感じで傾いていたので、ロープを掛けて引き上げた。



とにかく、こんな経験は初めてだった。

その夜は、普段使っていない部屋でラジオと電器を付けたまま寝た。

倒れてくるものが何もないので、この方が安心だった。

ただ、余震が頻繁にあり、とてもぐっすりとは眠ることが出来なかった。



あれから9ヶ月、余震もかなり減って、みんな危機管理なんか忘れてしまっている。

オイラも、のほほんと構えているが、あの恐怖を忘れないうちにブログに書き記しておこう。

本当に死ぬかと思ったのはこれが3回目だ。

1・2回目の事件はそのうちにブログ記事に・・・・