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全日空の機内誌に「翼の王国」というものがある。
10年以上前のことだが、この本を毎月読んでいた。
全国の美味しいものを紹介する記事があり、結構楽しませてもらったもんだ。
そんな記事の中で、どうしても気になるお酒の紹介があった。
「電気ブラン」
聞いた事ないお酒の銘柄だ。内容を詳しく読んでみる。
東京浅草の神谷バーの創業者が作ったお酒とのこと。百年の歴史があるらしい。
このお酒が出た当時は電気が珍しかった明治時代。
ナウいものには「電気○○」と名づけることがあったんだと。
(ナウいと言う表現も凄い・・・あえて使ってみたかっただけ。)
と言うわけで、電気の後にブランデーのブランをつけたんだって。
ちなみにこのお酒、カクテルってことになっている。見た目は普通のビンに入ったウイスキー
って感じだ。ブランデー、ジン、ワインキュラー、薬草で作られている。
こうなると、飲まないと気が済まない。
会社帰りにたまに行ってた地下のバーに普通に、置いてあった。
尋ねると、30度と40度の2種類があると言う。
40度をロックで飲んでみた。
・・・・・・ちょっと甘味があって、微妙な味。
しかし、その後はアボカドと同じで、物凄く美味いとは思わないのに何となく
口にする習慣がついてしまった。それが、そのうちに美味いと思うようになった。
その後、2年ほどはこの電気ブランを飲んだ。
すっかり電気ブランを飲まなくなり、忘れかけていた頃に偶然にもまたヤツに出会ってしまった。
北海道をバイクで一人旅していた時だ。知床の斜里と言う町で酒屋に寄った。
40度の電気ブランが置いてあった。このお酒、かなり安いのだ。思わず購入。
あれ以来、随分長いこと飲んでないなぁ。
あ~、酒飲みてぇ。
ちなみに沢山集めた「翼の王国」は実家に保管していたため、知らない間に捨てられてた。