週刊 俺

週刊 俺

つれづれなるままに

Amebaでブログを始めよう!

3年ほど前で更新が止まった自身のブログを発見したのはつい先日のこと。

 

沖縄より失意の復員を果たした自分が狂気に駆られて始めたこのブログ、

生活が落ち着くとともに忘却の彼方に追いやられておりました。

 

最近は会社のコラムで不定期に文章を書いているのですが、

いかんせんテーマや禁則事項もあるので、書くことが限定されていました。

 

久々に自分の中にある混沌としたものの吐き出し口を得ようと、

3年前のブログをもう一度やり直してみる次第でございます。

アイコンの画像の「俺」の漢字が間違っているのはご愛敬です。

直しません。

 

 

 

俺という人間はとにかく、習慣として何かをすることが苦手です。

このブログもさることながら、三日坊主とは言わないですが早くて一週間、続いて半年程度で飽きたりやめたりを繰り返す。

非常に質の悪い飽き性でございます。

 

そんな俺が唯一、不定期ながら続けている習慣が読書です。

ある時期になると衝動的に本が読みたくなり、数冊読み終えてまたしばらくは読まない、というサイクルをここ10年ほど繰り返しております。

 

数ヶ月前の読書衝動は「純文学を読もう」というもので、夏目漱石や大江健三郎などいわゆる文豪の著書をブックオフの100円コーナーで買いあさり、読み込んでいました。

 

さすがは文豪の記した文章、今までが比較的ライトな読み物を選んでいただけに、

大変重厚かつ読み応えのあるものばかりでした。

 

 

その中でも特に印象に残ったのは、芥川龍之介のある短編でした。

教科書に載っているかの有名な「羅生門」や「鼻」と同じ文庫に入っている「邪宗門」という物語です。

 

世の中、「まさかの結末」やら「ラスト10分の大どんでん返し」やら、ストーリー構成の巧さを謳う文句が溢れていますが、邪宗門はそんなものではありません。

本当にあっと驚く結末なのです。

 

ストーリーはこうです。

 

時は平安、堀川の大殿という乱暴な貴族の子息に、とても気品高い若殿がいました。

 

こやつが父親とは正反対に容姿端麗で雅ごと全般に優れた男で、要はくそイケメンな訳です。

 

現代風に言うと官僚一家のイケメン東大生、成績トップのテニス部部長みたいな感じです。

当然、女性関係も激しく、後に「天が下の色好み」現代語訳すると「天下一のヤリチン」というあだ名まで頂戴するリア充野郎です。

畜生クソッタレめ、爆発四散しろ。

 

大殿が亡くなって5・6年したころ、怪しい僧侶が町に出没します。

摩利支天の神を布教するこの男、人外の術や技を使い、人々を恐怖に陥れるとともに、続々と信者を増やしていきます。

 

徐々に力を付けていったこの男、遂にある阿弥陀堂の建立の儀式に乱入し、仏僧侶と法術対決を始めます。

週間少年ジャンプの様相を帯びてきました。

 

怪しい邪宗門の力の前に次々に破れていく僧侶たち。

満を持して登場した横川の大和尚さえも、その圧倒的力の前に破れてしまいます。

 

このまま京の都は邪宗門に飲み込まれてしまうのか!?

 

絶体絶命のピンチの折、突如としてある男が颯爽と登場します。

そう、堀川の若殿でございます。

妖艶ささえ感じられるやんごとなき雰囲気を漂わせ、

邪宗門の僧侶と対峙する若殿。

 

戦いの火蓋は、今まさに斬って落とされるのです!

若殿の運命やいかに!?

 

 

興奮と期待を胸に読み進めるとそこには、

 

 

 

 

(未完)

 

 

 

 

俺ね、初めてですよ。

本読んでて素で声出して「え?」って言ったの。

でも確かにこの物語、(未完)のひと言で終わっているのです。

次のページから普通に次の話始まってるし。

 

ジャンプならわかります。

打ち切りの漫画なんかまさにこんな感じで終わりますからね。

「芥川龍之介先生の次回作にご期待ください!」みたいなルビ振られて。

 

でも天下の芥川先生ですよ。

自分の名を冠した文学賞があるレベルの大文豪ですよ。

それが人気投票取れなくて編集部に無理矢理に切られたような話の終わり方しちゃいかんでしょうよ。

しかも本人、ずいぶん前に睡眠薬飲んで死んじゃってますからね。

次回作期待できませんから。

 

 

と言う訳で、もしドラゴンボールを集めたら、芥川龍之介を生き返らせて続きを書かせようと思っています。

家に四星球あるよ!とかいう人はご一報ください。

 

 

今日のキラーチューン

 

真島昌利

「情報時代の野蛮人」