皮膚は8層構造になっているようです。
1.皮脂膜:ph5~6の弱酸性の油の膜です。(水と油の混じった層、天然エマルジョン効果)
2.角質層:死んだ細胞がつぶれて15から20くらいの層になっています。水分は通過できません。
3.顆粒層:細胞が水分を失って扁平化したもの脂質がたっぷりふくんだ層
4.ランゲルハンス細胞:外部侵入物質に対して免疫反応を示す。
5.有棘細胞層:細胞間橋にはリンパ液が流れている。微アルカリ性の層
6.基底細胞層:メラノサイトがメラニンを作っている層。
7.基底膜:表皮と真皮の境界線。この膜から表皮に栄養を送っています。
8.真皮層:毛細血管や神経のあるところ。

以上が皮膚構造ですが、6番目の基底細胞層でメラニンを作っているのですから、美白化粧品はそこまで到達しなければ美白効果が発揮できないことになります。
しかし、薬事法で化粧品は角質までしか到達してはいけないと規定されています、矛盾しているとおもいませんか?

●皮膚と同じ成分なら入ります!

皮膚は水分をきらいます。ゆえに水性化粧品や美容液はお肌に浸透しないことになってしまいます。それでは困るので、皮膚と同じようにエマルジョン化(乳化剤)させて皮膚深部まで皮脂を溶かしながらゆっくり浸透するように作っているから入っていくのです。

●最近は、ナノコラーゲンだのEGFだのいろいろ配合されているものが多いですが、表皮は死んでゆく細胞なので、そうした成分が長期間存在することも細胞と反応することもないように思います。あまりいつもそうした化粧品をつかいすぎると皮脂がなくなってゆき乾燥肌となってゆくのは自明の理だと思います。たまには、オイルでしっかりと肌を保護ししばらく皮膚の再生をしてあげてください。
化粧品を販売している人間が言うのは、変なのですがコラーゲンを皮膚に塗ってもコラーゲンとして生まれ変わらないので、ひとまず角質層に一時的にとどまらせてハリを出すための材料ということがわかりました。今流行の化粧品の多くが水性ジェルです。しっとり感と保湿持続性がありベタベタしないため人気があるようです。しかし、お肌は水分を嫌います。浸透させることはできません。どうしてもお肌に長く残存させたければ合成界面活性剤で油分と混ぜて浸み込ませ、表面を高分子のポリマーで水分の蒸発を制限することで保湿力を維持させているようです。角質はすでに死んだ細胞なので、後から水分を与えるのはふやけさせているようなもので、はがれ落ちる角質の進行を遅くしていることになります。若い方はターンオーバーを遅らせるようなことになりかねないので、あまりお化粧品に依存した保湿は避けたほうが良い様に思います。年輩の方は、そんな事は言っていられませんので、ぜひ、お使いください。今私は、医学博士の方より化粧品の知識を教えてもらっています。よくわかっていなかった基礎知識を少しでも身に付けて、適切なアドバイスができるようになりたいと考えています。