愛踊祭2016決勝終わりました。

嫌がるヒャダさん🌟
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アタシは去年に引き続きすべてのエリアを審査員として参加させて頂きました。
2015年もすごくレベルが高く熱い戦いだったのですが
今年はさらにハイレベルで決勝に残ったすべてのアイドルたちの熱い気持ちがちゃんと届きました。

すべてのアイドルにコメントをかける事が出来なかったので
今年も自分なりに感じた事を残そうと思います。


まず優勝は「りんご娘。」
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去年に引き続き出場、そして2人の新メンバーも加わりパワーアップ。

最初資料を見たときは
去年のリンゴ娘。は高身長でスタイルの良さを全面に出していたので
新メンバー「ジョナゴールド」は身長が他の三人に比べて低いので
パフォーマンスに影響が出ないか心配でした。
しかし生で見るとそんな心配はいらなかったみたいです。
身長さなどは見事に振付やフォーメーションで見事にカバー!
そして去年とは一皮剥けた彼女たちが見れました。
セクシーさよりも王道な可愛さ、「アイドル」という名にふさわしいパフォーマンスが
多くの人の心を動かせたのかなと思います。
今のアイドル界はたくさんのコンセプトがあり情報量が多すぎる場合があります。
それゆえ普通の事をやっては色がないと言われてしまう現状でもあります。
リンゴ娘。のみなさんは王道でありながらしっかりと「りんご娘。」としての「色」を残せたのが印象的でした。

正直、私から見て「振付」も「歌」も
飛び抜けた部分があったかと言われたらすぐには思いつきません。
しかしながら全体を通してのバランスや気持ちを届けるパフォーマンスとして完成されてたと思います。
この先きっと彼女たちは何色にも染まります。
真っ白な純白な田舎娘がどこまで羽ばたけるのか
本当にこの先に期待したいと思います。

『フルーレット』
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トップバッターでとても緊張してたかと思います。
決勝で見た感想は「地区予選よりもかなり仕上げてきた」というのがすぐにわかりました。
アニメカバーコンテストとしてのパファーマンスで
コンセプトやカバー感はもしかしたら彼女たちが一番だったかもしれません。
特にクレヨンしんちゃんはそのままopの映像に使えるかもしれないと思うくらい
世界観が素晴らしかったです。
クレヨンしんちゃんはあくまでカバーであり「コンセプト」は決められてるものです。
アタシは個人的に彼女たちから「クレヨンしんちゃん」と「あっこちゃん」を取り上げたときに
何が彼女たちの「強み」なのかが地区予選、決勝大会だけでは感じる事が出来ませんでした。
フルーレットってどんなアイドル?と聞かれてすぐに答えられるかどうか、それが今後の課題になるのかなと思いました。
しかしそれが悪かったかと言われるとそうではなく
この先彼女たちがどう進化するのか、その続きはとても見てみたいと感じさせるパフォーマンスが出来てたので
将来性はとても高いと思います。

彼女たちの歌とダンスはきっと希望を感じるような優しくて明るいパフォーマンスでした。
オリジナル曲の前髪の歌は絶対に忘れません。サビの振付もわかりやすく、いつかあたしも歌いたいと思いました。
これからどう進化するのか楽しみにしたいと思います。

『C-Style』
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彼女たちのパフォーマンスは毎度「涙」さえ流れそうになります。
あたしは去年初めて彼女たちを知って、まだ数回しか会っておらず、あまり知りません。
それでもここまでアタシの心を動かしたのは「情熱」でした。
目に見えなくても伝わってくる熱は明らかに1番だったと思います。

去年から人数が減ったにも関わらずパワーアップしたとも思いました。
体の動き、身体の能力、柔らかさ、強さ ダンスはどの角度から見ても素晴らしかったです。

コンセプトがしっかりしていて、なおかつパフォーマンスで説得力のあるアイドルが少ない中
彼女たちのパフォーマンスを見ればすぐに彼女たちがどこを目指してるのかわかります。
個人的に好みだった部分はあっこちゃんの間奏でスカートを持ってステップを踏むところです。
唯一アタシが気になった部分は、やはり得意としてる動きが全体を通して何度か出てきます。
それも大技級なのでやりすぎると少しもったいないかなと感じたくらいです。
帰り際に「優勝できなかった」と涙する彼女たち。
でもきっとこの2回の涙を彼女たちは絶対に無駄にする事はないです。
もっともっと熱い彼女たちがこの先見れると思うとわくわくします。


『SPL∞ASH』
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素晴らしいダンス、そして振付。見ていてもっと見ていたくなる。そんなパフォーマンスでした。

アタシは何度か彼女たちにコメントさせて頂いたのですが、
まずステップの軽やかさが尋常じゃないです。
軽いステップは宙に浮いてるかのようなステップ
踏み込むところはずっしりと力強く
そしてフォーメーション移動は気づかないうちに入れ替わってる。
ダンスは相当レベルが高いと思います。
決勝で振付は自分たちでやってると聞きました。
考えられた細かい振付も文句のつけどころがありませんでした。
しかし個人的には決勝でのパフォーマンスは少しだけエリア予選の時より控えめな感じがしました。
きっとすべて出し切れてないのかな?と正直感じました。
それでもあそこまで人の心を弾ませるダンスを見る事が出来て感動です。
アタシは振付をする際に上手に踊る事よりも
人の気持ちを動かせるパフォーマンスを大事にといつも教えます。
彼女たちのダンスは上手でありながら、ダンスが好きなんだというのがすぐに伝わり
見てる人たちもあんな風に踊れたら楽しいだろうなとわくわくしてくるダンスだと思います。

彼女たちはもうどんなステージでも通用すると思うのでもっともっと活躍の場を広げて
もっともっと大きいステージで見れるのを期待しています。

『Chuning Candy』
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まず可愛くてかっこいい!そして今風の子たちという印象。

ダンスのスキルの高さは、普段の練習があって出せてるものなので
日頃から努力を積み重ねてるのがわかりました。
一番驚いたのが表情です。こんな大きいステージに立った事がないと言いつつ
あんな大人顔負けのかっこいい表情が出来てしまうから驚きました。
エリア代表決定戦で見た彼女たちはトークがとても面白かったです。
でも少し長かったので、それを伝えたので決勝では短めにしたのかな?
だとしたら話してる姿は本当にかわいいちょっと天然な女の子の姿が見れるので
是非みなさんにどこかで見てほしいなと思います。

愛踊祭=アイドル祭なので、アイドルのファンにどう愛されるのかが大事になります。
自分たちのファンだけではない場所でどう多くの人に愛されるのかが
こういうコンテストの場合とても大事になり勝敗さえ左右する時もあります。

コンテストである以上はある程度イベントの趣旨や客層に自分たちが合わせていくのも一つの策だと思います。
印象は表情一つで左右してしまうので、今後そういった事も考えていけたらどんな場面でも通用すると思います。
しかしながらいつも通りの自分たちを貫いた彼女たちは本当にたくましくてかっこよかったと思います。
この先「アーティスト」とか「アイドル」何をやるにしても全力で取りかかることができたらあらゆる方向で活躍できると思うので
自分を決めつけないでたくさんの事を経験して欲しいなと思います。


『フルーティー』
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大人数なのでいつも気になります。「仲がいいのか」
その答えはわかりませんが、決勝では皆が仲間として戦う姿が印象的でした。
ダンス、歌はとても上手で、さらに表情がとてもいいです。
きっと皆それぞれ自分の得意とする部分を理解して前に出て来てるのかなと思いました。
あたしがエリア代表決定戦で「もっとカジュアルな衣装にすれば?」と言ったので
すごくカジュアルなTシャツを来てきてくれました。
あたしが求めてたカジュアルとはあまりにかけ離れてたのでびっくりしましたが
その衣装もパフォーマンス中に普段の衣装に着替えるというはや着替えもあり
とてもびっくりして、嬉しくもなりました。
気になったのが、メンバーが多い故にそれぞれ得意分野、不得意分野が目立つところです。
すごく激しく踊ってかっこよくキメてる隣で少し自信なさげに踊ってたり
すごくいい表情をしながら移動してるすれ違う子は目線が下がってしまってたり
と、今後はそういう細かいところを伸ばし合える関係を作れたらいいと思います。
グループである以上 自分だけがスキルアップしても仕方ありません。
皆で手を取り合い成長して欲しいなと思います。

『ROSARIO+CROSS 』
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去年は決勝に進めずとても悔しかったと思います。
あたしが見た去年も参加してるアイドルの中でこの一年間での成長は彼女たちが一番だと思いました。
一年間見てない間にここまで魂を込めたパフォーマンスが出来るようになるなんて、本当にびっくりしました。

サイリウムを使ったパフォーマンスやかっこいいダンスやアイドルらしいオリジナル曲や
盛りだくさんでどの場面でも成長が見れたのがとてもよかったです。
そしてオリジナル曲のショートへヤーはとても好みです。また聞きたいです。
個人的にはショートカットの子が今回の愛踊祭2016で一番気になった子です。
しゃべってる時や普段は普通の女の子なのですが、パフォーマンス中の彼女は
何か底知れぬパワーがあると思います。
とても表情がよくミキティー本物勝手に捧げる「フォトジェニック賞」です。
そして他のメンバーもまた違った持ち味を持っていてとても個性的で目が離せませんでした。
何故が理由はわかりませんが彼女たちは不思議と気になります。
気になったのは審査員が言ってましたが、オリジナルの2曲目にいく時に少しだけ会場との呼吸がずれた事です。
タイトルコールのタイミングはとても重要になります。
絶対に必要な時もあれば、不要な時もあり、必要な時は絶対に外しちゃいけないのでタイミングは練習しましょう!
そしてアタシが一番感じたのは彼女たちはメンバーだけの力ではなく
しっかりとファンの声援を力に成長できてるグループで
ちゃんと応援してくれる人たちの気持ちを決勝まで連れてきてくれたと感じれました。
きっともっともっと彼女たちは進化すると思います。本当にこれからが楽しみです。


『ケミカル⇄リアクション』
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歌のうまさ、ダンスのうまさ、それを総合した貫禄は圧倒的でした。
決勝ではエリア予選と違う歌を歌い、普段の自分たちのパフォーマンスをしたようだったのですが
エリア予選の時の歌もよかったのすが、決勝のパフォーマンスも素晴らしかったです。

歌を引き立てるダンス、ダンスを引き立てる歌、それぞれが役割を理解し
お互いに高め合えてるグループだと感じました。
何か他のアイドルが乗り越えてきてないものを乗り越えてきたかのかな?と思うような気持ちになりました。
安定感というのはアイドルにとってすごく大事になります。
彼女たちのパフォーマンスには芯があり安心感安定感があります。
見てる側が「がんばれ!」と応援するよりも「がんばれ」とパフォーマンスで応援されてる感じです。
「人に元気をあげたい」そんな言葉をよく耳にしますが
彼女たちのパフォーマンスはそれがしっかりと出来てると思います。
気になったのは衣装です。個人的にはスナックのお姉さん的なので面白いと思うのですが(褒めてます)
すごくスタイリッシュに踊れるのでもう少しダンス映えする衣装でもいいのかなと思いました。

彼女たちはこの3人でもっともっと色々な事を経験してほしいです。
今回得たヴォーカル賞も3人だからこそとれた賞です。
これからに一番大事な芯を忘れずに前に進んでほしいです。


『原宿物語』
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こんな所にこんなにたくさんの逸材がいたなんて!とびっくりしたのが第一印象でした。
そしてもっとじっくりひとりひとり見たいなと思いました。
彼女たちのすごいところは「バックダンサー化」しないところです。
大人数でダンスをバキバキ練習してるグループはどうしてもバックダンサーのようになってしまいがち。
しかし彼女たちは後ろの端っこの子まで、しっかりと自分の役目を理解してパフォーマンスをしていました。
ダンスをしている表情、フォーメーション移動している時、一秒も集中力がきれないメンバーにびっくりしました。
そして考えられた振付、それを完璧に演じる彼女たちは非の打ち所がなかったです。
気になった部分は演技の長さです。これもやりかたによってはお客さんの集中をそらさずに出来るのかもしれませんが
もう少しお客さんのテンションを気にして台本を作れたらいいなと思います。
今後一人一人のキャラクターがもっと出て来て、きっとライバル心もどんどん強くなってたくさんの事があると思います。
色々な事を経験して悔しい思いもして素敵な女性になって欲しいですね。

『アイドルネッサンス』
画像を撮りそびれたので昔の画像を。
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(アップアップガールズ(仮)のMV撮影時)

歌もダンスも綺麗で力強く、そしてやさしく、どんな見せ方もできる人たちだと感じました。

アタシは歌のことはあまりわかりませんが、あたしの耳ではすべてのアイドルで一番聴きやすかったです。
うまさを聞かせるのではなく、ハーモニーを奏でる感じがとても印象的で、耳から入り、頭を通り、心に歌声が届く。そんな印象です。
ダンスはどんなダンスにも対応できる能力がある子たちだなと感じました。
気になったのは表情です。
これは良さでもあるのかもしれませんが、やはり笑顔の種類が使い分けられてない子がいたのが気になりました。
ライブでは歌の歌詞が聞き取れないことなんて多くあります。
そんな中ダンスと同じく表情というのは見てる側にとってとても大事になります。
笑顔にも種類があるように使い分けれたらすごく良くなるかなと思いました。
しかし、初々しさもあり、とてもよくもあるのでゆっくり成長してほしいと思ったのが個人的な意見です!
見ている人の、青春を蘇らせてくれる、そんな気持ちにさえなります。
彼女たちを応援することによって、彼女たちに恋することによって、そしてパフォーマンスを見て、もう一度青春を感じていいんだ。とまで思える力があるアイドルだと思います。
愛踊祭2016の最後のパフォーマンスがアイドルネッサンスでした。最後の最後の締めくくりが彼女たちで本当によかったと心から思えます。


以上です!

アイドルというのは長く続けれるものではないと思っています。
でもその期間をどう過ごすかによって長さなんて変わってくるものだとあたしは思っています。
一年間というのはあっという間のようで、できることはたくさんあります。
今回出会ったアイドルの皆さんには日々自分を少しでも好きになれるようなアイドル活動をしていってほしいとおもいます。

そしてアタシは全会場で約60組のパフォーマンスを見てきました。
全てを記憶するのは難しいけれど、しっかり心には残っています。
アタシは審査員として、勝敗を決めるのが役目ではなく彼女たちが少しでも素敵な人間になれたらと思って関わりたいと心から思っています。
と言ってもパフォーマンスを見て点数をつけるのがやることで、彼女たちの努力は計り知れません。だからこそその努力が無駄にならないようにあたしはしっかりと胸にしまっておきます。皆さんがくれたパフォーマンスはあたしにとって宝物です。

いつだって人との出会いが味方してくれるとあたしは思ってるので、今回愛踊祭で出会えたすべての人に感謝しています。

ありがとうございました!!

また来年も会えるかしら!!!?


【ミキティー本物】