タロウの登校拒否
朝、不穏な行動のタロウ
いつもなら出かけてる時間にまだ家の中をウロウロ
私も出勤しちゃうよーという段階になって
「教科書がない~」
えっ
学校に置いてあるんじゃないの?
隣の子に見せてもらえば?
連絡帳に書いてあげるから先生にいってごらん
30分くらい説得したけど最後には
「学校いけないよぅ~」
と泣き出した
仕方ないのでテレワークに切り替えさせてもらい、タロウには教科書を探すよう指示
ぱっと見勉強机の中も周りもごちゃごちゃで要らないものだらけ!
「ほら!これに捨てるもの入れなさい!」
45リットルゴミ袋を渡すとマスクもして黙々と机の周りを片付け始めるタロウ
おかげでタロウスペースはキレイに片付いた
けど教科書は見つからず...
でも気持ちは落ち着いたもよう
昼過ぎから急に
「べえべちゃんは何時に帰ってくるの?」
と姉の帰宅を気にし始める
べえべが帰ってきた時「なんでタロくん家にいるの?」となるのが恐ろしいのであろう
そうこうしているうちに家の外からお友達ときゃいきゃい言いながら帰ってくるべえべの声が
慌ててトイレにこもるタロウ
べえべ「ただいまー!お友達と公園行ってくるねー」
私「あー、はいはい!行っといで~」
べえべ「あれ?なんでトイレ鍵かかってるの?」
私「えっ...(何故気づいちゃう!?)」
べえべ「ねえママなんで?」
私「あー、タロくんかな?」
べえべ「あ、タロくん帰ってるんだ?」
ホッ
帰ってきたと思われたのね、なんで私がホッとしなきゃならないんだ
タロウもホッとしたのかおもむろにトイレから出てくる
べえべ「あれ、タロくん今ちゃんと流した?」
タロウ「あ」
流す必要のないトイレを流し、「学童行ってくるー」とそそくさと出かけていくタロウであった
べえべ「ママ、タロくんどうしたの?」
私「え!」
べえべ「なんで直接学童行かないで1回帰ってきたの?」
私「えーとね、、、今日タロくん学校行けなかったんだよ。教科書がみつからなくて...」
べえべ「やっぱり?今日学校でタロくん見かけないなーって思ってたんだ」
べえべにはお見通しでした
タロウが気にするからこのことは本人に言わないようしっかり口止めすると
「大丈夫、私は約束守る女ですよ!」
頼もし~
タロウは学校休んでたのに学童に行ったのでお友達に何か言われちゃったみたいだけどそういうことは気にならないらしい
ある意味たくましい