皆さん こんにちは!
日南町は今週も雪が降っています。
前のブログで、モンゴルのじゃんけん「手遊び」について書きました。今日はモンゴルの「シャガイ」という遊びについて紹介します。

「シャガイ」とは何でしょうか?
シャガイ とは、羊のくるぶしの骨のことです。左右の後ろ足に一つずつありますので、一頭の羊から二つのくるぶし「シャガイ」が取ることができます。子どもたちはこれをたくさん集めて遊びます。
立体的なシャガイには四つの面があります。四つの面それぞれに名前が付けられており、「ヤギ、羊、馬、ラクダ」と呼びます。まずは、面の形と家畜の名前を覚えましょう。

                  

                  四つの面について説明します。

 

 羊(広い面のぷっくり側)  ヤギ(広い面の真ん中へこみ側)

 

 馬(狭い面のふくらみ側割と平坦な側)  ラクダ(狭い面の2つ    のへこみがある側)

 

次は、遊びについて説明します。体験してみましょう。

 

遊び方

同じシャガイの面をはじいてあてて、多くのシャガイを獲得した人が勝つというゲームです。

 

 

モンゴルのじゃんけんで、最初のやる人を決めて、時計回りの順番で遊んでいきます。
シャガイを両手の平で全部取って、上から下に落とすように投げます。上から見たシャガイの面で同じ面を探します。

     

指ではじくシャガイとあてるシャガイを決めます。(好きなシャガイを決めてください)
同じ面(ヤギとヤギ、羊と羊、馬と馬、ラクダとラクダ)のシャガイに向けて他の形のシャガイにあたらないようにはじきます。
 

 

もし、他のシャガイにあたってしまったら、失敗です。他のシャガイにあてることなく、狙いのシャガイにあてることができたら、成功です。成功したらはじいた反対の手で、はじいたシャガイかあたったシャガイのどちらか一個を好きな方取ります。
あたらなかったときは、次の人がやります。じゃんけんで決めた順番通りに、みんなで遊びます。シャガイが無くなるまですすめ、最後は、シャガイを一番多く取った人の勝ちです。
 

   

 

シャガイは遊びだけではなく占いもできます。四つのシャガイを取って、下に投げて出た形で占います。(ヤギ、羊、馬、ラクダ)形が出たら、これが「ドゥルベン・ベルフ」と言います。

 

これは一番ラッキーという意味です。
みんなさん、モンゴルの伝統的な「シャガイ」を楽しく遊んでみてください。


四つのシャガイを取って、目を閉じる
そのまま、心に「今年は良い年」になりますようにお祈り
シャガイを優しく落とすと
(ヤギ、羊、馬、ラクダ)が出てきた
嬉しい「ドゥルベン・ベルフ」だ
嬉しい幸せなことだ。
ドキドキドキドキドキドキ