2025年現在残り2編成計10両まで淘汰が進んでいるというか残り10両のところで寸止めされている京成3600形を金町線で撮影しました。
この4両編成3668Fは6両から8両に組み替えた時に余剰となった先頭車両をかき集めてVVVF化に改造したというなかなか特殊な経緯をもつ編成となっています。元々付随車2両含めて6両でしたが2017年に付随車をリストラして現在の4両になったという経緯です。
4両全電動車でVVVFという脳筋ムキムキ編成となっています。ターボ君というのが通称でしょうか。
この編成は京急線の金沢八景から新型車両を運搬するいわば機関車の役割もあります。これはかなり大切な役割ですね。
2019年にアクセス特急用の3100形を新造し3050形を本線に転用することで3600形の淘汰が加速し2020年の時点でファイヤーオレンジに復刻した3688F1編成とこの脳筋君1編成のみになりました。初代AE形の機器を流用した3400形より早く淘汰対象になった理由に3668F以外は先頭車両が電動車ではないため京急線に入れないというデメリットがあったからなのではないかと推測できます。
余り物には福があるという言葉の通り編成組替で余った先頭車両が最後まで残るという結果になりました。
この3668Fは金町線で目にすることが多いですが成田~東成田~芝山千代田間の運用や2022年の改正で再び登場した千葉・千原線の4両運用もこなします。
2022年にワンマン化されたのでもう少し使うのかなとは思っています。
ちなみに金町線は車掌さんが常務した折り返しがワンマン運転だったりします。


