2024年GW限定で普段は内部非公開の東京地下鉄道1000形の内部が公開される知らせを聞いて地下鉄博物館に足を運びました。

 

こちらが有名な外観です。日本初どころか東洋初の地下鉄車両ということで2017年に国が指定する重要文化財になりました。

 

車内には当時を再現した人形が置かれているんですけどとてもリアルなので怖いです。

昭和2年製を示す銘板

車体は木目調で温かみがありますが窓枠を除いて全鋼製となっています。当時、昭和初期は木製の車体が主流だったうえ金属の無機質で冷たい印象を和らげるために木目調の塗装を施したそうです。

 

吊革はリコ式と呼ばれるものが使われていました。営団になったあとも東西線開業頃まで使われていたそうですが日本人の身長が上がって座っている人が立つときに直撃するようになったのでなくなったそうです。

 

車内は関節照明を使用して眩しくならないようにしています。

そしてこれが予備灯です。当時はデッドセクションがあり照明が消えることがあったのでそのためのものです。今走っている銀座線の特別使用車もその再現用の予備灯があったりします。

ちなみに故障したときのために扉に取っ手がついています。

そしてなにより座り心地がよかったです。この車両は腰を深くかけることができます。

 

以上、GW限定東京地下鉄道1000形の公開でした。

銀座線なのに金色の車両って今思うと変ですよね。