このブログが書かれている週末まで発売されている京成ワンデーがあります。京成線全線を乗り降りできるコスパ最強の切符になっているので京成に興味がある人は是非使ってみてください。特にかんとうみんてつスタンプラリーと私鉄10社のスタンプラリーをやっている人は特に。

 

ちなみにコスパ最強といった理由の一つに京成線は運賃が割高になる区間があるからです。1つは成田空港への空港加算運賃です。そしてもう一つは千原線の加算運賃です。これは元々千葉急行という鉄道会社の路線であった同線でしたが千葉急行が債務超過になり破綻したため京成の路線になったものの運賃形態に関してはそのままでキロ数計算が千葉中央で打ち切られてしまうので結構お高めの路線になります。

 

今回はワンデーパスを使って千原線の終点・ちはら台まで行きました。前述のとおりお値段が高い路線なのでフリー切符がないと行く気にならないところです。以前にも行きましたが今回は時間をかけて周りを見てみます。

 

 

 

朝の特急で京成津田沼まで行き、そこから京成上野始発のちはら台行に乗っていきます。そこそこ席が埋まるぐらい乗っていました。千原線に入る直前の千葉あたりでみんな降りるかと思いきやその先まで乗る人もそこそこいました。沿線に大学・高校が点在しています。その代表格が「帝京魂!!帝京平成大学」です。

 

ちはら台駅に降りてみるとマンションの建設真っ最中でした。沿線人口が予想を下回り、建設費も高騰して大失敗だといわれていますが波が来ているかもしれません。それがビッグウェーブだといいですね。

ちはら台駅は1面2線の構造ですが外観をよく見ると2面3線を想定したつくりになっています。実際線路は3線ありますが一番左側は架線がなく専ら保線用の線路でしょう。この路線は本来、ちはら台駅が真の終点ではありません。この先辰巳台を経由して小湊鉄道の海士有木まで延伸するそうです。実際、その免許が2029年まで残っています。千葉急行時代にちはら台延伸後2000年ごろに辰巳台まで本気で延伸しようとしてたようですが前述の通り破綻してしまい計画は完全冷凍されています。

千原線の線路の終わりから鉄道用地が続いています。その先にホンダのオートテラスが見えてくると真の終端部になります。

その先に村田川があり路線を延伸するには橋を架けないといけません。

駅を離れると少し長閑な雰囲気になります。

ちょうど近くに「ユニモ」という商業施設があります。

ここはすごいです。GUやH&M等のアパレル、ヤオコーに加え飲食店も多数出店しておりUSシネマ、つまり映画も見ることができます。極めつけはスタバまであることです。わざわざ千原線の高額運賃を払わなくても遊ぶに困らないところです。ちなみに駐車場が広く車がびっしり止まっていて車社会だと感じさせました。後で調べたら翔んで埼玉の撮影に使われたそうです。

駅の運賃表です。

駅の中を確認すると確かにもう一つホームを設置できそうです。

路線単体で見ると失敗という言葉が生ぬるく見えますが沿線に関してはゆっくりとしたスピードで開発が進んでいるなというのが今回の感想でした。