今回は京王7000系のフォントに注目していきます。
京王の車体番号は元々ゴツゴツとした印象の「京王フォント」と呼ばれる独自のものを使用していました。
ゴツゴツとした書体が特徴的な京王フォント
ただ1991年から製造された6000系5ドア車6721Fおよび7000系7725Fから一般的な欧文フォントであるヘルベチカに変更されました。
登場当初からヘルべチカを使用した7725F(上)と6000系5ドア車6722F(下)
1991年以降に製造された車両はヘルべチカを使用しています。
また6000系と7000系の従来車も京王フォントからヘルべチカに変更された車両もあります。
6000系は引退までに全車両ヘルべチカに変更されましたが7000系に関しては現在でも前面のフォントが京王フォントのまま残っている車両が複数存在します。
2011年に全車両引退し、20年足らずで廃車になったものも少なくない6000系が優先されたのは謎ですが当時はもう少し長く使うつもりだったのかもしれません
7000系に関してはまちまちで2010、2011年度に行われた編成組み換えで改番された車両は全てヘルべチカに変更されていますが基本的に改番が行われていない先頭車は基本的に京王フォントのままです。
編成組み換えでヘルべチカに変更された7727F
しかし1990年に京王フォントで登場した7724Fは改番されていないのにも関わらず後にヘルべチカに変更されています。
このように7000系は中途半端に変更が行われ今に至ります。
後にフォントが変更された7724F
このように7000系はフォントが混在したり他にも複雑な編成組み換え・改番が行われたりと興味深い車両でもあります。フォントに関しては引退まで放置すると思います。