皆さんこんにちは。どうも。

 

今回は、「他人への指摘について・・」ということをお話ししていきます。

 

で、お釈迦様だったかの名言で、「他人へ指摘するなら、その指摘することは自分は出来ていないといけない・・」というものがありましたが、まあこれは当然でしょうけど、自分が出来ていたとしても、そのことを他人に指摘してその他人が指摘した通りに変わってくれるかどうか?動いてくれるかどうか?は別ですよね。

 

例えば、ありがちなのが親が子供に「勉強しなさい」と言っても、それに従ってくれるとは限らないですし、仕事をしている人が無職の人に「無職ではだめだ。大人は、勤労の義務や納税の義務があるんだから働こう。」と指摘しても、その通りに働いてくれるとは限らないですし。

 

或いは、引きこもりじゃない人が、引きこもりの人に、「引きこもりを直そう。なるべく外に出よう。」と言っても変わってくれるとは限らないですよね。

 

後、身近な例ですが、「夜更かしは良くないよ」とか「タバコは止めた方が良いよ」とか「夜10時以降に食べると太るよ」とかいう指摘をしても相手が聞いてくれないことがありますよね。

 

むしろ、(私の今までの経験上)指摘が的を射ていても、指摘した相手が変わってくれないことの方が多い気がします。

 

なので、指摘することによって相手が「あ、そうだな・・変わらないと」と思ってくれればいいんですが、分かってても変われない場合か、(行動させるまでは至らず)気付きを与える程度で終わってしまうことが多い気がします。

 

時には、反発されてしまうこともありますし・・

 

なので、誰かに指摘するなら何かしらの「成果」が無ければ実質的には無駄なんでしょうけど、そういうことを指摘する側が思ってるということ(思ってる人がいるということや指摘したいこと)を伝えられただけでも、意味はあると思うんです。

 

というのは、指摘されて、何も感じない人はいないと思うので・・何か思うことはあるじゃないですか。

 

ただ、能力的に変われない場合は、指摘するだけ無駄というか・・場合によっては「いじめ」になっちゃいますからね。

 

例えば、何をやっても遅い人やミスが多い人に(会社とかにたまにいる)、もう少しテキパキ速く仕事してくれないかな?もう少し早く成果出してくれないかな?もう少しミス減らせないかな?ということを上司が何度指摘しても、能力的に無理な場合もあるんですよね。

 

こういう場合は、もはや能力的に変われないんですよね。多分。

 

なので、意味のある指摘ではなく、相手に苦痛を与えるだけの「いじめ」になってしまいますからね。無駄ですよね。

 

なので、要は指摘されたことが、能力的に変われない場合か?あるいは(感情的に)変わりたくないか?あるいは病気で変われないか?に分けられると思うんです。

 

で、能力的に変われない場合や病気の場合はもはや仕方ないですが、(感情的に)変わりたくない場合は、指摘されたことを冷静に受け止めて、よく考えてみると、変わることで自分にとってプラスになる場合も多いんですよね。

 

(感情的に)変わりたくない場合というのは、そもそも指摘されたことを実践したくない場合がありますよね。

 

例えば、勉強しなさい・・と言われても、そもそも勉強したくない場合とか、仕事しよう・・と言われても、そもそも仕事したくない場合とか、夜10時以降は食べるの止めよう・・と言われても、そもそも夜食べるのが好きな場合とか、引きこもりすぎじゃないか?と言われても、ずっと引きこもってるのが落ち着く場合とか。

 

ただ、良薬は口に苦しという言葉もあるように、大抵は長い目で見たりした時に、今少しだけ嫌だなとか苦しいことを我慢してやれば、結果的に自分にとってプラスになることが結構あるんですよね。

 

もちろん、現状を変えたくない気持ちは分かります。

 

快適なのに、なんで変えないといけないの?って思いますよね。

 

でも、先ほどの例で言えば、ずっと勉強しなければ、要所要所で損しますし、仕事も同じで、ずっと仕事しなければ、お金に困ったり、人からどんな仕事してるの?とか聞かれたら困るじゃないですか。

 

夜10時以降食べたりすることも、たまならいいと思いますが、ずっと続けていれば、絶対生活習慣病やメタボになって自分が困りますよね・・

 

引きこもりも同じで、ずっと引きこもってたら、健康で文化的な普通の生活を送れないですし、足腰も弱るし、生活習慣病にもなりそうですし・・

 

なので、現状を変えるために、少し我慢することや一歩を踏み出すことが必要です。

 

私の好きな言葉で、「ここで頑張らないでいつ頑張るんだい?」というサマーウォーズのおばあさんの言葉があります。

 

映画サマーウォーズを初めて見た時に、無駄にこの言葉だけが重く響きましたね。

 

人生には、こういうことが多いと思うんです。

 

で、(感情的に)変わりたくない場合のもう1つのパターンですが、人から言われるとかえってやりたくなくなる・・みたいな人もたまにいますよね。

 

これは、自律性が関係していますが、感情論なので、実質的に無意味です。

 

なので、全ての指摘に対して「この野郎・・」と思って反発しちゃう人は、一度その指摘が(冷静に考えて)本当に自分にとってプラスか?マイナスか?や客観的に見てどうなのか?を考えてみるといいと思うんです。

 

明らかに自分にとってプラスなのに反発したり、客観的に見て明らかに正しい指摘なのに反発ばかりしていると、ちょっと言い方は悪いですが、馬鹿っぽいですし、周囲から「分からず屋」だと思われかねませんからね。

 

はい。以上、他人への指摘について・・でした。

 

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。