Disappointed Love
【失恋】
彼氏彼女…
とにかく…
相手に死なれて
終わった恋ってありますか?
私は彼が
事故で逝ってしまいました。
私との約束場所に
向かっている途中でした。
悔やんでも悔やみきれません。
ある日
左腕が痺れると言い出した。
俺は…
「寝相が悪いからやろ」
っていつもの焼き鳥屋で言った。
その焼き鳥屋が
最後のデートになってしまった。
その次の日に入院して
意識失って…
そのまま目を閉じちゃったね。
あの焼き鳥屋
今でもたまに一人で行くよ。
そしたら店の親父が
ほかの客がいても
どかしてくれて
俺らの定位置を空けてくれる。
座るの俺ひとりやけどね…
だけどキャベツは
二人前出してくれる。
もう十年経つかな…
いろんな人に励まされて
やっとここまで
立ち直れた…
みんなありがとう。
俺も彼女と死別した。
なんか気づいたら
もう3年も前の話だわ…
彼女の誕生日の前日
プロポーズした。
「誕生日プレゼントと
婚約指輪
一緒にしちゃっていい?」
とか笑って話してたのに…
その日の夕方
俺んちに帰る途中だった!
後ろからすごい音がして
同時に右側にいた彼女が
いなくなった…
わき見運転の車に撥ねられて
彼女だけが飛ばされた。
腕組んで歩いてたのに
彼女だけが撥ねられた。
抱きかかえたら…
「ごめんね…」
だって…
意識だって
あるかないかってぐらいなのに
必死で首にしがみついてくるんだよ。
息があるうちに
最後にキスしてあげられたのが
せめてものってやつだった。
立ち直れる人は凄いと思う。
俺はだめだ…
この先も一生
彼女の思い出と生きていく…
今でも渡せなかった
婚約指輪見るたびに涙が出るよ…
高校2年の終わりに
図書館で受験勉強のため
勉強してた時に
偶然隣りに座った
ポニーテールの女の子に
声を掛けた。
君はすごく笑顔が可愛くて。
学校が終わったら
すぐ図書館に行って
君に会いたいって思った。
でも君には彼氏がいて
つきあう事は出来なかったけれど
傍にいるだけで良かったんだ。
そうやって迎えた春休み。
俺みたいな奴のために
特別に弁当作ってくれたよね。
あれ本当に美味かった
今でも忘れられない。
その時
君の異変に気がついたんだ。
会ったときよりやつれた感じがして
聞いたら食欲が無いって…
でも笑って
受験勉強のせいだよって
君は言った。
そうかって
その時はお互いに納得したけど…
図書館で会ってる時に
急に目眩がしたりし始めて
病院に行った。
そこで大きな病院を紹介されて
検査入院することになって
俺はびっくりしたけど
たいした事ないって思ってた。
そうやって会えない日が
2〜3ヶ月続いたっけ…?
久しぶりに図書館に来た君は
普段帽子なんてかぶらないのに
おかしいと思った俺は
聞いちゃいけない質問を
君に投げかけた。
「私…急性骨髄性白血病なんだって」
俺は
君の髪の毛が無いのを見て
やっと理解したよ。
ある時
嬉しそうな君の顔が見えた。
「ドナーの人がみつかったんだ!」
って本当に嬉しそうな表情してた。
だけど一ヶ月後
そのドナーの人の都合で
骨髄移植できなくなった君を
見舞いに行った時に
声さえ掛けられなかった。
何故あのときもっと
優しい言葉を掛けて
あげられなかったんだろう…
その日
君は俺に言ったよね…
「彼氏にも逃げられて…
ドナーにも逃げられて」
俺が一週間後
君に告白した時
「私でいいの?」
って聞いてくれた。
俺は…
「勿論だよ」
って言って…
その時初めて
君の手を握った。
骨と皮だけになってたけど
すごく温かかった。
それから
病室に行くたび
受験の心配してくれたよね。
ちょうど一週間後
君は俺に
手紙だけ遺して旅立った。
「あなたとつきあえた
一ヶ月とても楽しかった」
苦労して
書いたであろう文字が
そこにあった。
葬式終わった後に…
おばさんに言われたよ。
「俺と大学に行きたい…」
って言ってた事。
願いを叶えて
あげられなくて…ごめん…
君が居なくなって
8年が経ちます。
来月…
君と同じ境遇の人に
俺の骨髄を
移植する事になりました。
これが君への
罪滅ぼしだと思っています
高校3年の時だった。
俺には当時…
2年付き合っていた彼女がいた。
5月の終わりぐらいだったかな?
お茶してたら
背中が痛いって言うんだよね。
医者に行って診て貰った方がいいよ
と言って彼女を抱えて
家まで送った。
そしたら翌日から
なんの連絡もなく
学校を休んだ。
携帯なんてまだ高い頃で
ポケベルしか連絡手段がなくて
彼女の家に電話したら
母親が出て
入院したって言った。
お見舞いに行ったら
真っ青な顔した彼女が寝てて
病室の外で母親の話を聞いたら
すい臓ガンで
あと一ヶ月だって言うじゃない…
冗談でしょう…
一昨日には
あんな笑顔で
楽しそうにしてたんだぜ?
病室に戻ったら
彼女の顔を
まともに見れなかった。
あんなにも
1秒が惜しいって
思った事はなかった。
学校の帰り
毎日病院に行った。
一日一日と目に見えて
痩せていく彼女に対して
何もできない自分が
本当に情けなくて…
悲しい雰囲気を出すと
心配までしてくれて
苦しいのは自分なのに…
だから笑顔で接して
彼女に出会えて良かった
っていう気持ちが
精一杯伝わるようにしようと…
亡くなる二日前
ありったけの力で
俺の手を握りしめて
「ありがとう本当にありがとう」
って何回も言ってくれた。
ぼくは彼女の手を握り返し
声を上げて泣いてしまった。
ありがとうって言葉が
こんなにも
重いものだとは思わなかった…
三ヶ月前…
5年付き合った彼が
交通事故で亡くなりました。
それ以来…
毎日泣き続け
死んで彼の傍に行く事も
考えました。
でも…
私が泣いたり悔やんだりする姿は
彼を余計に苦しめている気がします。
多くの事を
やり残して亡くなった彼は
私なんかより
ずっとずっとつらいはず…
もうこれ以上
彼を苦しめたくないのです。
きっと…
今私に出来ることは…
精一杯生きて…
彼を支えてあげることだと思います。
今まであなたに
ずっと支えてもらっていたから
今度は私の番だね。
ふたりぶん生きるなんて
そんな大それた事は
言えないけれど…
思い出を大切にしながら
前に進むように努力するね。
あなたに会えて
本当にしあわせだよ。
ありがとね。
愛してる。
世界中で
こんなに
沢山の人がいるのに
あなたに出会って
恋におちて
同じ気持ちになれたのに
会えない…
会いたい…
今あなたに会いたい…
ただあなたに会いたい
ただあなたに会いたい
ただ…
あなたに…
逢いたい…
献〓たまこ〓杯