トイレは落書きの宝庫である。
その中でも
落書きが特に多いのは
駅のトイレだろう。
もちろん
デパートや会社のトイレにも…
【野々村課長…死ね！】
とか
【野々村課長…好き♪】
などと
書かれていることはあるが
そういう場所の落書きは…
清掃員
あるいは
野々村課長本人
あるいは
恋敵の経理課のＯＬ
によって
すぐに消される運命にある！
ところが
駅の落書きは
なかなか消されない。
だから
面白い落書きを
目撃する機会も多い♪
小用の便器の上に…
【一歩前へ！
君のは
そんなに長くない！】
などと
書かれていることもあるが…
ほっといてくれっ！
いや…そうじゃなくて…（；^ω^）
小用の方は
バリエーションが少ない。
やはり面白いのは
個室の方の落書きだ！
人目を気にせずに
ゆっくり考えて
書けるからだろう…
そんな
個室の落書きで
オーソドックスなものは…
【よう来たな…まあ座れや】
とか…
【カミに見放されたら…
自らの手でウンを掴め】
やら…
その他…
【私に電話してください
０８０ー×××】
だの…
【死愚魔参上！】
だの…
【これは不幸の落書きです！
この落書きを見た人は
同じ落書きを
十ヶ所のトイレに
書いてください！】
だの…
【明和九年の洪水時
⇒ここまで水が来ました】
だの…
【ロックを愛し
ロックに愛された男
ここに眠る…ぐうぐう】
だの…
【田辺はオカマ】
【↑これは嘘です】
【↑必死に
なるところが
怪しい】
【↑うるさいっ！
おだまりっ！
…あっ！】
など♪
そして
忘れてはならないのは
絵の落書きだ！
もちろん
絵と言っても…
ゴッホの
『ひまわり』
や
ピカソの
『ゲルニカ』
などではない！
ゴヤの
『裸のマハ』
なら…
ちょっと近いかもしれないwww
そう
描かれているのは
俗に言う春画だ！
とにかく
その画風も
バリエーションに富んでいる。
蛭子能収風…
ワンピース風…
ドラゴンボール風…
鬼滅の刃風…
針すなお風など
どうやったら
針すなおで
興奮できるのかは
疑問であるがwww
このような
落書きを眺めていると
私にも
ムラムラと欲情…
いや…
創作意欲がわいてくる！
ここはひとつ
何か面白い落書きを
考えなければなるまい♪
それも
なるべく
オリジナリティーの
あるやつを…！
まだ誰も
思いついていない
斬新な落書きでなければっ！
そんなものが
果たして書けるのか？
…と考えていたら
閃いた！
これだ！
これは斬新だぞ♪
さっそく
書きに行かねば♪
…と思ったが…
いざとなると
なかなか実行できない。
駅のトイレ…
デパートのトイレ…
会社のトイレ…
電車のホーム…
そんなとこに
書くはずもないのに～♪
ああ…
そういった
公共の場所に
落書きするとなると…
ついためらってしまう。
書いている最中に
見つかったらどうしよう？
『こらこら…君！
いったい何を
しているんだね？』
い…いや…
これは…えと…つまり…
あの…そのぅ…
次回の国際落書きコンクール
闘強導夢に出展するもので…
『何を訳の
分からない事を
言っているんだ？』
ペンは剣よりも強いのだ！
暴力反対！ハイル！ガンジー！
『とにかくこっちへ来いっ！』
ああっすいません…
もうしません…
許してください…
そんなことになったらどうしよう？
いや
実際には
捕まらないとしても…
捕まるかもしれない？
と…
ビクビクしながら
書いていたら
良い作品が
描けるはずが
ないではないかっ！
まったく…
芸術をなんだと
思っておるのだっ！
えっ…そもそも…犯罪…？
ううむ…
困った…
どうしよう？
誰にも気兼ねなく…
落書きの出来る場所…？
そうだ！
自分の家の
トイレに描こう♪
【警告！
ココに
落書き
するな！】
うん♪（￣ω￣（＿ ＿
駄目〓たまこ〓絶対
