感情を手にしたかった。
マイナスのものも
プラスのものもすべて。
若いからという理由で、
安心してすべてを飲んでいた。
毒も薬も、甘ったるい夢も。
やがてモラトリアムは終わり、
現実が高い壁が
それまで浮上していた海の上を覆い、
金が欲望が美味い話や、甘い罠や。
そのオンパレードで、
たったワンミスで
ゲームオーバーたる世界の
住人であることを
思い出させてくれた。
もう三十。怪我は命取り。
隣人のたった一振りで化膿して
奪われる安寧、生活。人生。
だったけど。
それから数年した今の感想は
つまんねー。ただそれだけ。
日々の踏み台昇降を止めれば
あっとゆーまに奈落に落ちてゆく。
そー思ってるだけで、あっさり
堕落のクジラに飲まれてくのですよ♪
止まって考えないと見えてこない死。
そして生とファンタジー。
奈落の先を見ないと今は輝かない。
果てなんかない。

