死産から3日が経ちやっと家に帰ってきました。

久々の外は炎天下でとても暑かったです。

夫は会社に事情を説明し、1週間お休みをとってくれました。








家に着くなり、棺に入った赤ちゃんの周りに大量の保冷剤を敷き詰め、18度まで下げた部屋で過ごしました。

真夏なのにその部屋だけちょっと寒い。

だけど、そうしないと我が子が腐ってしまう為です。







まず私たち夫婦が火葬までに行ったことは死産届の提出です。

死産を経験したことがある方はご存知かと思いますが、死産した日から7日以内に役所に死産届を提出しなければなりません。

私たちの場合はすでに3日過ぎていた為、赤ちゃんを部屋に置いたまま死産届の提出へ行きました。

1人にさせてごめんね。






本来であれば出生届を出すはずだったのに死産届を提出するなんて残酷です。

しかも死産届では戸籍に残らないのです。

代わりに埋火葬許可証をもらえます。

これは火葬する際に必要な書類です。

あんなに辛く、痛い思いをしたのに戸籍に残らないなんて悲しくて仕方ありませんね。






死産届を提出してから夫にご飯を食べに行こうと誘われ、近くのカレー屋さんに入りました。

久々に食べるご飯でしたが、胃袋が小さくなったのか半分以上残してしまいました。(ごめんなさい。)






帰り道、お別れをする時に棺に入れるものを買いに行きました。

お花は真夏だったので向日葵を中心に明るい色のお花を買いました。

あとはおもちゃ、本、寂しくないようにたくさんの人形、お菓子などです。






家に帰る途中、貧血により私の体調は急激に悪くなりました。

風邪は滅多にひかない、年に一回の健康診断はほぼオールA、妊婦健診では何の指摘も受けたことがない私が貧血を起こすなんて。。という気持ちでした。







3時間ほど外出し帰宅しました。

ご飯は作る気になれなかったのでお惣菜とずっと大好きで我慢していたお酒を買いました。







その夜、3人揃って初めて一緒にご飯を食べました。

お笑い番組を見ているけど、一切笑うことが出来ず、結局食欲もお酒も進まず、ただただ悲しい時間を過ごしていました。








35wの体重が67キロ(食べ過ぎおでぶ)ありましたが、あっという間に59キロまで減っていました。(身長は165センチあります。)

人って短期間でこんなに体重が落ちるものなんだと思いました。







『火葬の日までずっと隣にいたい』そう思い眠りにつきました。(結局色々考えてしまい、寝れないのですが。)







翌日はずっと3人で一緒に過ごしました。

そしてあっという間に火葬の日がやってきてしまいました。