週1出社社長のぶらぶらブログ ㈱にちほシンクタンク 川合善大 -3ページ目

娘に減点された

土曜日。女房と長男はEXILEのコンサートへ。
私は娘の習い事のお迎え。
駅前を一緒に歩いていると、
チェーン展開しているお好み焼き屋が客引きをしている。
(この店はキャベツを焦がすから私は好きではない。
 だから客引きをしているのかな~)

娘が「入ろう!」と言う。
(お好み焼きはそんなに好きで無いくせに。
 女房に似て、客引きに弱いのか?)
子供に甘い私は、しぶしぶ店に入る。

店員が焼いてくれるが、しばらくするとキャベツの焦げるにおいが…。
店員がやります。と言っていたが、待っていられない。
自分でひっくり返す。
店員が「こちらでやりますので…」と。
しばらくすると、反対側も焦げる匂いが…。

店員に「焦げているよ」と言うと、ひっくり返して
「当店はよく焼くのです。
 まだ、中は焼けていないですが、このまま食べられますか?」

音もなく、頭が仕事モードに切り替わる。
「半生を食べたい訳はない! 
 “良く焼く”と“焦がす”は違うでしょう!」
店員は何も言わずに去っていく。
違う店員がやってきて、ソースを塗り「どうぞ」

娘が怖い顔をして睨んでいる。
「なんで、そういう事を言って怒るのむっ
 恥ずかしいでしょプンプン 一生許さないからむっ
(あぁ~あ、また娘に減点された。ガーン
それにしてもひどい店員がいたもんだ。
我が社にも、こんな社員いませんように。合掌ガーン)

今日のぼやき

先日、食べログで高得点がつけられている懐石料理店に行き、

カウンターでいただいた。


料理は、大きな器に飾って盛り付けたり、
一品一品手をかけて丁寧に作られているのがわかる。


なるほど、さすが高得点の評価を得る料理だと思う。



しかし気になったのは、楽しく食べてもらおうという姿勢にかけることだ。


メニューは、懐石料理コース3種類のみだが、その説明はおざなり。


対応した料理人は、料理は教えられていても、

お客様をいかに楽しませるかは教わっていないのだろう。


サービスしてくれた料理人と話していると悪気がないのは伝わってくるが、
たとえば、トイレの便器は、前に使った人が汚したまま。
ペーパータオルのゴミ箱は、いっぱいになったまま。


料理は美味しかったけど、もう行きたくない。
懐石料理店も「美味しい」だけでは魅力を感じない。


そしてふと思う。 

我が社が指導している店は大丈夫かなぁ~ 


今日のぼやき

ある銀行のクレジットカードを持っている。


毎月自宅に明細書を送ってくるが、自宅では、取り扱いが不完全である。

大抵、子供の郵便物が優先されてしまう。


そこで、「会社に送ってほしい」とカード会社に電話したところ、

「できません」と言われた。


「他のカードは変えてもらっているけど…」と言うと

「うちは銀行の系列ですから、できません」とのこと。


今どき、こんな論理が通ると思っているとは…と驚いた。



銀行の、“値上がりする土地を担保に融資する”というビジネスモデルは

人口減少以降、成立していない。


時代は変化しているのに、

未だ、国や預金者から借りたお金を、国債で利鞘を稼ぐという、

一点張りで綱渡りしている。


そんな危機感の無さは、末端まで出ている。



ふと、小さなわが社の末端でも、こんな対応が起こっているのでは?と思うと…

恐ろしいぃ~

旨味を引き出す戦略

今週、馴染みのおでん屋に顔を出した。
大将と女将とカウンター越しに、他愛のない話で盛り上がる。


ふと、箸が止まる。


出された大根と鶏肉の煮物を食べてみると、鶏肉がびっくりするほど美味しいのだ。
私は無類の料理好きなので、自分でもよく料理をする。


思わず大将に尋ねた。
「この鶏肉は何?何故こんなに美味いんや?」
大将はニヤリと笑ってこう言う。


「はじめにフライパンで少し焼いてるんです、

それを煮たお汁に入れたら火はすぐ止めるんです。
すると、ゆっくり熱が冷めるに従ってお汁の旨味が肉に引き込まれるんですわ。」


なるほど、と目から鱗である。


グツグツ煮込んだ方が、見た目にも感覚的にも、

肉によく味が染み込むような気がして、ついつい長い間煮込んでしまう。
ところが、煮込めば煮込むほど肉の組織が壊れ、

パサパサの仕上がりになってしまうのだ。


「これは経営戦略にも当てはまる!」と思わず熱く、仕事のヒントを語る。


「買って下さい!」と熱を持って売り込めば売り込むほど、お客様の腰は引いていく。

しかし売り込まず、良い塩梅ですっと話を引くと、

「もっと聞きたい!」とお客様の方から乗り出してきてくれる。


旨い味も仕事も恋愛も、ガツガツ押して行く者は避けられ、

気の無い素振りで引いていくと寄ってくるものである。

東京出張

ホテルオークラからタクシーに乗った。


『京急に乗るので、浜松町にお願いします』と言ったら

『浜松町はJRですよ。品川ですか?』と言われた。

『浅草まで行くのですが…』
『じゃあ、品川でよろしですか』
『はい』

品川に着いて気付いた。

…浜松町は京急では大門。

大門の方がタクシー代も安いし、浅草に近い。



運転手にだまされた…と思ったが、嘘はついていない。
これが、常連客との取引ならお客を失う。