私がハマっている二つの元気な仲間たち
1.Facebookの「しかぎこうしスナップ愛工会」
2.「OB会」
小生は現在55歳。前者は私より20歳くらいまで若い仲間が集まった写真・カメラ好きの仲間。後者は私より20歳ほど先輩たちが集まった仲間です。それぞれはデジタルとアナログの様な違いもあり、また、かたやそのグループの中で最年長の自分であり、かたや最年少と、その立ち位置の違いがあります。
●時空を超えて・・・しかぎこうしスナップ愛工会
具体的には、九州長崎在住の川口祐樹さんがカメラ写真好きの技工士仲間をFacebook上で集めて、現在では184名ほどの仲間が集まっています(しかぎこうしカメラ愛工会)。
そして、その中でもクラシックカメラ好きであったり、少し濃いめの写真好きが集まったのが「しかぎこうしスナップ愛工会」(会員19名)。僕は小田中康裕さんに誘われ、最初はあまりよく分からないまま参加していました。
インターネット上のFacebookでお互いを顔写真では知っているものの、九州・中国・北陸・関東そしてオーストラリアと距離を超えて、また深夜であったり日中と時間を超えて、お互いが好きな写真・カメラを題材にスナップ写真をそれぞれ投稿しながら、瞬時にあるいは自由に共有していく。
↑日頃撮った写真を投稿しコメントなどをもらいながら、時空を超えて各地の仲間と共有する楽しみがある。
●世代を超えて・・・都技の「OB会」
OB会にハマるとはどういうことか?参加する会員は70代から80代が中心で、60代でも若い方である。OB会は、もともとは都技の役員をされていたOBの集まりだ。
僕がこのOB会で感じる魅力は、世代を超えて聞こえてくる先輩方の日常やかつての経験を身近に感じること。ある意味自分の未来を重ねて見ることにも繋がる。それはまさに時代を超えて歯科技工士というものを見つめる機会を得られるからだ。
現在OB会では、「歯科技工士史」として歯科技工士の体験的な史実、歯科技工の文化的な視点で、若い人へ残すタイムカプセルになるような本の編纂を企画している。これらの記事は書き残さないと、その人の人生の幕とともに閉じられ二度と開くことが出来なくなるものでもある。そんな僕からすると、20年以上離れた先輩方との時間はとても貴重に感じる。
↑都技OB会で、歯科技工士史編纂のための関沢長春さんへの100歳インタビュー(2011年9月取材)。記事はこうご期待!
僕より20歳も若い人が、厳しいと言われる業界で夢を持って頑張っている姿。また、20歳も先輩となると歯科技工機材なども全く別世界となる。この幅広い世代の中程で現在を生きている自分であるが、先輩が後輩や業界を思う親心のようなものと、若い人たちへの繋ぎ手としての役割を感じる昨今でもある。
(日技理事 加藤雅司)