【第4回】サモアの食編② | 日本歯科技工士会 広報ブログ

サモアの料理は基本的に、塩かココナッツクリームで味付けです。


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 ↑ヤシの実からココナッツを削りだしています


一部ですがサモア的な食事を紹介します。
あなたも試してみては?



【ウム料理】


サモアには日曜日に食べる「トーナイ」という伝統的な食事があります。
ウム料理は、熱~く熱した石の上に豚を丸々置き、
お腹にパルサミ(ココナッツクリームをタロイモの葉で包んだもの)を入れ、
豚の周りにタロイモ、パンの実、青いバナナを置き、
上にバナナの葉などを被せて蒸し焼きにします。
これを家族や親戚などで集まって日曜日のお昼に食べます。

 
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 ↑(左)トーナイ。左奥から魚、豚、オカ、手前左からソーセージ、

     コンビーフ、鶏、ブレッドフルーツ(パンの実)、タロイモ

   (右)家の長(マタイ)達の前に並べられるウム料理


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 ↑ウム料理


サモアの家庭では豚や鶏を買っていて、特別な行事の時には、
絞め殺して血を抜き調理されて必ず出てきます。
特に豚の丸焼きは油がたっぷり。
浮いている油にタロイモをつけて食べるくらい
サモア人は喜んで油も食べます。
脳みそが一番美味しいというサモア人も多いですが、
私はいまだに挑戦できず…。

【オカ】


マグロなどの生魚とキュウリ、トマト、玉ネギ、ネギなどを角切りにし、
ココナッツクリームとレモンと塩で味付けをします。
マグロとココナッツクリーム!?
日本人から見たらびっくりな組み合わせですが、
レモンが入ってるので、とてもさわやかで美味しい一品です。

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【サシミ】


マグロのサシミ。
日本のキッコーマン醤油でいただくのがサモア流。
「サシミ」をサモア語だと思っている人も少なくないほど
ポピュラーな食べ物です。


【サモアンココ】


サモアにはカカオもたくさんなっています。
カカオを炒って砕いてお湯で溶いて砂糖をたっぷり入れたサモア風ココア。
チョコレートはカカオの油分、
ココアはこの油分を抜いたものですが、
サモアンココはカカオの油分も入っているので
チョコレートココアを飲んでいるような濃厚でスイートな味です。
炒った香りもなんとも言えません。
美味しくって大好きです。


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 ↑カカオの種を炒っています



【ココライサー】


いまだに許せない食べ物。
上記のサモアンココに、ぶよぶよに過大膨張したご飯が入ったもの。
よく朝ごはんなどで出てきます。
どう出会ってココアとご飯が結婚したのか知りませんが、まずい!
うーん・・・まずい、ではなく合わない! まったく!
サモア人大好きです。
ホントにいまだにこの中に入ってるご飯は食べれません (>_<)


日本歯科技工士会 広報ブログ-samoa4-8 ←ココライサー


【コンビーフ】


サモア人の食卓に欠かせない食べ物です。
スープに、サンドイッチに、タロイモのお供に。
サモア人の家に行く時、手土産にコンビーフをあげると大変喜ばれます。


【インスタントラーメン】


最近のポピュラーな食べ物。よくみんな食べています。
学校の子供達は袋を破かずにグシャグシャにしてから開け、
粉末を入れておやつ代わりに食べています。
サモアの家庭料理のスープの中にも、
これまたぶよぶよに過大膨張した麺が入っています。
そしてサモア人の家に泊まりに行くと
必ずと言っていいほど次の日の朝にカップラーメンが出てきます。
お客さんが来ると、家になかった場合はわざわざ子供に買いに行かせる始末です。
おもてなしの料理の一つといっても過言ではありません。


【パン】


スーパーマーケットならばほとんどの店でパンを焼いています。
お店の外からパンのいい香りがただよい、焼きたてでとても美味しいです。
特に私の職場近くのお店は、『地球の歩き方』に載っているくらい有名です。


【ケーキ】


ものすごーく甘く、砂糖のざらざらが感じ取れます。
しかも着色料がたっぷり。まるでクリームタイプのペンキを食べてるよう…。
ならば自分で作るしかない!と、サモアに来てから始めたケーキ作りですが、
同僚に「あなたはアピア(サモアの首都)No.1のパテシェよ!」と
言われるまでに上達しました。
そう言われて乗せられ作らされているだけかも…(笑)



次回は【第5回】同僚達から見た日本編です。


(チロ)