家は温故知新の塊 | 日本美装 社員ブログ

日本美装 社員ブログ

日本美装社員が綴る、日々のあれこれを語るブログです。

日本美装とは?「金沢市のリフォーム会社です。」

https://www.nihonbisou.jp

最近は急に寒くなって、寝るとき暖房をつけるようになりました。

寝るときもあったかい格好をするようになり、一足先に冬支度をしています。

体調は崩しにくくなって良いのですが、布団が恋しくて起きづらいデメリットも発生し始めました。

「病は気から」なので、気合が足りんのではないかと感じる最近の土曜日担当、石田です。

 

さて、今日はインスペクションの現場に行きました。

築年数不明の古ーいお家でしたが、いろいろと手直しをされているので、なかなか状態の良い建物でした。

小屋裏や基礎、床下空間などは、昔ながらの建て方をされているので、その当時の大工さんの工事の仕方や、家づくりの歴史が見えて面白いものです。

歴史的文化財よりも、一般住宅の方が本当の良し悪しのある時代を表しているなぁと感じます。

こば葺き(トントン葺き)だと思いますが、瓦を直した際に上から野地板を打ってルーフィング仕様に改修されているようでした。

こば葺きも神社仏閣などでない限り、手間も費用も掛かるので見ることがなくなりましたが、防水紙のない時代に木の皮や土を使って、今よりも性能の良い物を作っていたことに感動を覚えます。(※通気性と透湿性はこば葺きの方が良い場合があるとのこと)

 

家を長持ちさせるということは、技術と文化を継承しているのだなと改めて感じました。

これからも人と建物が共存できるようなリフォームを心がけていきたいと思う一日でした。