医学は、どうしても「結果は約束出来ない」と言う前提があります。

とは言え、「約束出来ない=どんな結果であろうと知らないよ」と言うのも、無責任過ぎます。
昭和のドラマで良くあった、手術後のドクターが「全力は尽くしました」と言うのも、まぁ当然です。
「全力は尽くした。その上で、どうなるかに関しては何とも言えない(結果は約束出来ない)」と言う事。

人間の身体に関して、臓器の働きですら完全には解明出来ていないし、相関まで視野に入れれば、組み合わせは無限大。細胞の再生に関しても、今現在研究中(実用化に向けて実験中)ですから。
これらを完全に解明して、その上で「個体差」に関しても予見出来るだけの「何か」を積んで、初めて「結果を断定する為の下地が出来た」レベルの話ですしね。

そんな中で、どうしても「確定(「確定的」ですらなく)」を求める人の多い事。
こう言うのって、どこなんでしょうね。
小学校とか中学校とか高校とかの、どこかで教えるべきなんじゃないかなぁ。
とは言え、学生に付き物の「定期試験」は、当然「確定」の答えが出る(求められる)訳ですから。
学校のシステムに関して、どうこう言える立場じゃないですが。

何とも難しい所に踏み込まなきゃならないんですが、それでも、「一概に『確定』を求める」雰囲気は、本当にどうにかならない物かと思ってしまいます。