**************************************************

あはき師の独り言                              (秋葉原の鍼灸按摩マッサージ指圧治療院「日按堂」)
千代田区千代田保健所届出

健康保険・労災・交通事故取り扱い
(健康保険の利用は医師の同意が必要です)


「日按堂」院長のブログです。
治療院情報と、院長個人の所感を
織り交ぜてお送りしております。

「あはき」「あはき師」って何?
「あん摩マツサージ指圧・はり・きゆう」の略で、
これらの免許(厚生労働大臣免許)保有者を
総称して「あはき師」と言います。


**************************************************


先日の、「五志」に関連して。
今日は、七情(しちじょう)と言う概念を。
基本的には、五志と似た所ではありますが。


七情とは、「喜・怒・憂・思・悲・恐・驚」の感情の事で、これが過ぎると、「気」が乱れます。
東洋医学で言う「気」は、生命活動の全ての根源になる概念で、物質的な側面も含みつつ、基本的には「概念」と御理解頂くと理解がし易いと。

 情動-気の乱れ
  喜-緩む
  怒-上る
  思-結ぶ
  悲・憂-消える
  恐-下る
  驚-乱れる

喜び過ぎると「気」が緩み、精神が集中出来ず、失神や狂乱の状態になる事も。
怒り過ぎると「気」が上り、それに伴って血も上がり、昏厥(突然倒れて、意識不明・人事不省になる)を起こす事も。
思い過ぎると「気」が結び、心悸・不眠・健忘・多夢(「心」の症状)や食欲不振・腹部膨満感(「脾」の症状)を起こす事も。
悲しみ過ぎる・憂い過ぎると「気」が消えて、意気が消沈する
恐れ過ぎると「気」が下り、二便(大小)の調節が出来ず、失禁する
驚き過ぎると「気」が乱れ、「神(心)」が蔵せず、何も出来なくなる


と言われています。
また、これら七情は「内傷七情」とも言い、病気(内傷)の原因になる情動で、臓腑とも関わりがある事は、先日の五志に書いた通り。
今回の七情の方が、包括的に臓腑の働きと発病のプロセスが直結しているのですが。
「臓腑」の働き自体の話が前提になるので、また機会を改めて。


これらの情動が過ぎると病気になり易く、逆に病気になるとこれらの情動の失調が起こり易いんですね。
病気と情動がイタチゴッコになると、どうしたって悪循環のスパイラルですので、病気に対するアプローチと共に、情動の障害を取り除く(情動を極力刺激をしない)と言う事も必要になります。

なかなか、現代日本の社会状況を考えればそうも言ってられない御時世ではありますが。
お気を付け下さい。