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あはき師の独り言                              (秋葉原の鍼灸按摩マッサージ指圧治療院「日按堂」)
千代田区千代田保健所届出

健康保険・労災・交通事故取り扱い
(健康保険の利用は医師の同意が必要です)


「日按堂」院長のブログです。
治療院情報と、院長個人の所感を
織り交ぜてお送りしております。

「あはき」「あはき師」って何?
「あん摩マツサージ指圧・はり・きゆう」の略で、
これらの免許(厚生労働大臣免許)保有者を
総称して「あはき師」と言います。


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一昨日の「肩こり→打撲…柔道整復師6割超が違う保険請求」 と言う記事に関して。
とある柔道整復師の方が、ブログでこう言う事を書いていました。

「柔整保険は柔整のみならず、鍼灸・マッサージ・カイロ・保険外セラピストが本邦で業をしていく上での外堀であり、鎧兜であり、生命線です。」

本気で言ってるんですか?!と問い詰めたい。
違法な保険請求、不正な保険請求を正当化するにしても、この論理は有り得ない。
もし本気で考えているなら、「柔道整復の保険請求」ではなく、「補完代替医療での保険請求」として、法の整備を働きかけて行くのがスジであって、「不正請求が大前提の1丁目1番地」と言う理論には、とても強い憤りを感じています。

「用途、目的を異にするカネの流れ」自体、個人や会社の倫理観やコンプライアンスの問題に関わって来るのに、それが「私費」では無く「公費」「公金」であるなら、その基準は更に高くなるべきです。

しかも、違法な請求、不正な請求が「外堀」「鎧兜」「生命線」って、「公」に対する柔整業界の腐敗(意識の低さ)がどれだけ根深いかを如実に物語っている、典型的な事例だと思います。


こう言う業界の現状を鑑みるに、某保険会社が「柔道整復師への支払いを全面的に拒否する方向で始動」とか「某自治体が柔道整復師への支払い方法の変更を示唆」等の裏話が聞こえて来てしまうんですね。
それでなくても、幾つもの健保組合から「支払い拒否」されているのに・・・・。

業界自体の意識改革が、いつ、どこで始まるのか。
その流れやタイミングによっては、「柔道整復師」と言う仕事自体の存続にも関わって来るんでしょうね。

実際問題、スポーツの現場では「急性・亜急性の外傷」に対して、アスレチックトレーナーやスポーツマッサージ等、「国家資格では無い」民間資格保有者が携わる事が増えて来ているようです。もちろん、「柔整や鍼灸と共にそれらの資格を保有している」方も多い筈ですが、特に「スポーツマッサージ」等の学校の話を聞くに、「無責任に無資格者をドンドン輩出するだけ(しかも、当人達は自分が「無資格」である事すら理解していない)の学校」なんて言う施設もあるらしいので、どうなる事か。
「『柔道整復』の特異性」なんて、事実上、既に無くなっていると言っても過言ではない状態である以上、「柔道整復の保険請求が、いつまでもそのまま」のハズは無いですし、むしろ「資格自体の存亡に関わって来る」可能性に目を向けるべきじゃないですかね。

「業団が政治家にガッツリ献金積んでるから、ゼンゼン大丈夫!www」と言う柔整の方々のお気持ちは分からないでもないんですが。
ただ、それが通用しない所まで社会自体が動きつつある、と言う話は覚えておいた方が良いと思いますよ。