先日、障害者殺傷事件を取り上げているバリバラというNHKの番組を見たのですが
その中で東京大学教授の福島智さん（全盲ろう）の言葉が紹介されていました。
福島さんは全く目が見えず、耳も聞こえない重複障害がある方で、
その言葉に衝撃を受けたので、ブログでも紹介させていただきたいと思います。
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なぜこれほど心が痛むのだろう
なぜこれほど恐れを感じるのだろう
魂がこおりつくようなこの不安の原因は
私たちと容疑者がまったく無関係だとは言い切れないと
私たち自身がどこかで気づいてしまっているからではないか
容疑者は衆議院議長への手紙で
障害者を殺す理由として
『世界経済の活性化』をあげた
障害者の存在は経済活性化を妨害するというのだ
しかしこうした考えは私たちの社会にもありはしないか
労働力の担い手としての経済的価値で
人間の優劣が決められる
そんな社会にあっては重度障害者の生存は軽視されがちだ
そして本当は障害の無い人達も
こうした社会を生きづらく不安に感じているのではないか
なぜなら障害の有無にかかわらず
労働能力が低いと評価された瞬間
社会から切り捨てられるからだ
障害者を刺し殺した容疑者のナイフは
同時に私たち一人一人をも刺し貫いている
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この番組は障害に関することをテーマにしたバラエティ番組なのですが、
時々、ハッとさせられるような内容や発言があるので
毎週欠かさず見ています。
特に出演者の玉木幸則さんの意見がいつもとても鋭いので、
とても大好きな番組です。
みなさんもぜひ一度ご覧いただきたいと思います！
Amazonで玉木 幸則さんの本を見つけたので、購入してみました！
読んだらブログでも紹介してみたいと思います。
玉木 幸則
生まれてきてよかった―てんでバリバラ半生記―
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