こんにちは、ニチ(Nichi)です。
先日のブログの続きです。
人類の進歩のために、自ら実験台になったもう一人をご紹介したいと思います。
彼の名前はジョン・スタップ。
医師であり、研究者でもあった彼は
当時航空機の速度が飛躍的にアップしていて
急減速した時に安全装置が破損する事故が多発していました。
当時は、人間が耐えられる衝撃の限界は18G(自分の体重の18倍)だと思われていて
安全装置メーカーはその基準の安善装置しか作っていなかったそうです。
しかしジョンは「人間は18G以上にも耐えられる」と考え、
もっと頑丈な安善装置を作らなければならないと、彼自ら実験台となって証明することにしました。
実験の方法はロケットスレッド(rocket sled)という、地上に敷設されたレールの上を、ソリ状の乗り物をロケット推進で走らせて急停止するというものでした。
まずは限界だとされていた18Gを無事成功させて、
ついには35Gに挑戦しました
それは時速320kmからの急停止
体幹への致命傷はなかったものの、眼球の出血で目が真っ赤になったり、何ヶ所も骨折をしていて危険な状態でした。
幸い視力なども回復して、数ヶ月後
さらに実験を続けました
その内容は時速965km、衝撃はなんと46Gにも達するものでした。
彼は実験前には、自宅で目隠しを過ごしていたそうです。
今回の実験でおそらく失明してしまうと考えていたようです。
そして、実験の結果は。。。
なんと彼は生きていました。
目からは大量の血が出血し、全身にも大きなダメージを受けてしまいましたが、
視力は失わずにすんだそうです。
彼のおかげで、人間の限界は46G程度以上と証明されて
その後の航空機開発に大きく貢献しました
そしてシートベルトの重要性を伝える運動をして、
ついにはアメリカ大統領をも動かし、1966年にシートベルトの設置を義務化する法案が成立しました。
自らを犠牲にしてこんなに人類に大きく貢献できる人はスゴイと思います!!
この気持ちをモチベーションに私もがんばりたいと思います
自分を犠牲にする人1はこちらから
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