今日は金利の話です。
私のまわりでマンション購入などで住宅ローンを組んでいる人が多いのですが、
話を聞いていると、金利のことを理解していない人がとても多い気がします。
そこで問題!(TVでやっていたものです。)
100万円を毎年2%の金利で借りたとき、5年後に一括での返済額はいくらか?
①110万円より多い
②110万円
③110万円より少ない
②を選ぶ方が結構いました!!
なんと日本での正解率は28.7%
ちなみにドイツは47%、イギリスは37%。
もちろん答えは①です。
つまり金利とは大きくわけて、単利と複利があるわけです。
単利であれば②が正解ですが、通常お金を借りた場合は複利になっています。
(もちろん住宅ローンも)
複利とは簡単に言えば、利息にも金利がかかることです。
1年複利では
1年目は1,000,000円に対して2%、つまり20,000円の金利
2年目は1,020,000円に対しての2%で20,400円
3年目は1,040,400円に対しての2%で20,808円
4年目は1,061,208円に対しての2%で21,224円
5年目は1,082,432円に対しての2%で21,649円
つまり答えは1,104,081円になります。
ここで単利と複利での差が大したことがないと思った方、
要注意です!!
複利金利の場合、わずかな金利の違いで支払額は大きくかわります。
例えば1000万円を金利3%(一年複利)で借りて25年後に一括返済する場合、
返済額は2000万円を超えます(この時点でもかなりですが)
金利が5%になると
なんと3386万円を超えます
もちろん通常は一括返済ではなく、月々返済するので元本も少しずつ減っていくため
これより金額は小さくなりますが、住宅ローンなど初めのうちは殆ど金利の支払になっていることもあるので、かなりの額になります。
(つまりもっと分かりやすく言うと、1000万円のマンションを買ったつもりが、3000万円以上の買い物をしていることになるのです。)
※注意 私はローンを否定しているわけではなく、しっかりと理解した上で借りることが望ましいと思っています。
複利計算は計算がとても複雑ですが、便利な公式があります。
72の法則
これは複利計算の時に元金が何年で2倍になるかを大まかに知ることができます。
72÷金利=元金が2倍になる年数
(金利が5%以下の場合は70で計算)
例 金利6%の場合
72÷6=12年
となります。
これはローンの時だけでなく、資産運用の利回りにもつながるものなので
覚えておくと、とても便利だと思います
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