ロイヤルホテルの重たい歴史①
タイの歴史について何も知らずに泊まったときとちょっと知ってから泊まったときで、受ける印象がぜんぜん違ったのがロイヤルホテルです。
私は訪タイ2回目の97年ころカオサンのETCか何かで予約してここに宿泊しました。
「ゲストハウス暮らしからのたまの贅沢」てだけでここを選び、価格は1300Bくらい。当時は1B=4円半位したので貧乏学生には辛い5000円超の大出費でした。
それだけ期待して泊まったのですが、なんだか古くて空気がかびてる気がするし、部屋も狭いし暗いし朝飯ブッフェはまずいしでがっかりでした。ここならブッフェもプールも無くても半値のスリクルンで十分と思ったものでした。
それからタイへの関心が高まっていろいろ本を読んだりネットで調べたりするうち、92年の民衆革命の際、ロイヤルホテルが重大な役割を担ってたことを知り、ちょっと驚きました。
http://tech21.hp.infoseek.co.jp/MayList.html
野戦病院として、報道記者クラブとして大活躍だったようですな・・
ファランがのんきにシェイクとかすすってるあのロビーが血だらけのタイ人が担ぎこまれる救護所になってたなんて今では想像するのは難しい。
でも、そういわれると、ただのボロのイメージだったロイヤルホテルのくすんだ壁や暗い階段にも重厚な歴史が醸し出す魅力を感じてしまうもの。
以来3回ほど宿泊し、またサナムルアン近辺に来たときは用も無くロビーに立ち寄ったりして、バンコクのお気に入りスポットになってしまいました。
万人向けではありませんが、一回は宿泊する価値があると思います。
※おまけですが、このホテル前からカンチャナブリにワゴンで行けます。カンチャナブリへ急ぐ方?に。
http://www.geocities.jp/taratooi2545/page040.html