#補助金 #人材振り回される #千葉県農業大学校 #埼玉県立農業大学校 #農業次世代人材投資資金 


私もかつて、農業次世代人材投資資金 (旧青年就農給付金)を追い求めたことがあった。


確かにこの給付金はでかい。
全部もらうとすると約一千万円だ。
これは無視できない額だ。

準備型と称して、150万円が二年。
経営開始型として、最長で5年間、年間最大150万円(4~5年目は最大120万円)

お上は農業にこんなにお金を、投資しているというか、ばら撒いているというか、農業人としては嬉しい話なのだが、みんなが簡単に使えるものではない。

私は独立開業したくて、前述の通りあらゆる情報収集や体験等をしてきた。

そのうちこの大型給付金についても知り、役所に聞きに行った。市町村が窓口になっているし、市町村が給付の決定をする?らしい。

いろいろ、条件を持ち出される。

計画書を書くこと。
十分な資金を有すること。
などなど。
そして、重要なのは、

十分な技術知識を有すること。として、
農業学校を出ているか、もしくは、実務経験2年ないし3年。

学校というと私立の学校に行きたかったが、私立でもまあまあといいながらも、はっきりいいとは言わず、ダメとも言わず、県立農業大学校を推してくる。

役所のことは役所の中で解決したいらしい。

県立ならば役所だから、まあ文句なし、一発合格というわけだ。

ところが前述のように。千葉県の農業大学校は評判が悪いうえに、うちからは遠くて通えない。その上、社会人学生向けの寮はなかった。

寮は高卒新人のための寮だから、一回り以上歳の差になるから、仲間外れになることわかり切ってる。

第一、2年なんてやってられない、

一年コースもあってそれでもいいとか、また曖昧に言われたけど、遠くてとても通えない。

うちの地方から通った人を一人見たことあるが、往復5時間くらいかけて、死ぬ思いで通ったそうだ。

これが埼玉だと、短期有機農業コースがあるし、そこは社会人が多いし、寮も綺麗なのがある。

埼玉の県立農業大学校でも良いかと、農政科の担当職員に尋ねたが、いいような悪いような返事だった。一応役所だが、県が違うから、絶対OKとはいえないみたい。

そのときには、いいと言われて、卒業の時になってやっぱりダメとか言われかねない。

そういうわけで、学校に行くのは厳しいような気がしていた。

埼玉に、かなり興味を持って、いっそ会社を辞めて、その短期コースに入ろうかと思っていた。

それでも、あとで梯子を外されても困るから、踏み出せなかった。

それで学校には結局行かなかった。

このように、補助金とは、役所側に自分を合わせていくことになり、貴重な人生の一年や二年、いやその後の人生を振り回されてしまう

補助金とは恐ろしいものなのだ。

現に私も補助金狙いで、無駄な時間を費やすことになってしまった。


補助金とは、自分を補助金に合わせるのではなく、その時にたまたま条件の合うものがでたらそれをいただく。という姿勢で良い。ありがたいことに自民政権は常にいろんな補助金をばら撒いてくれる。


さて、学校がダメなら、実務経験だが、これについては、次の記事に譲ることにする。