ラグビーW杯日本大会を2試合観戦できた。

9/29のオーストラリアvsウェールズ。

そして、10/3のフィジーvsジョージアだ。

ピッチの熱戦と観客席の盛り上がりに時を忘れた。

ラグビーの国際大会の素晴らしさを体験した。

 

《フィージーvsジョージア》

会場は大阪府東大阪市の花園ラグビー場。

高校ラガーの聖地だ。

台風18号の影響で雨の降り続く中、フィジー選手が圧勝した。

試合直後、雨が降り続く中、選手たちがスタンドの前で、お辞儀。

慣れない動作が、どことなくぎこちない。でも、真剣な雰囲気。

これまでお辞儀に縁のなかった外国人選手たちが、

このW杯でお辞儀をし始めたという記事を目にした。

その選手たちを観客は歓声と拍手で称えた。

私も含めフィジーの遠い外国の一つという人がほとんどだろう。

でも、この瞬間、親近感がわき、身近に感じた。

全力を尽くした選手たちの姿は、観る者の心を魅了する。

時間を少し戻して試合前。

会場前では、フィジーの応援団らしき人たちが記念撮影。

外国人が伸び伸びと楽しむ光景が自然になっている。

試合前の国歌斉唱。

日本人にとっては、両国の国歌はまさに他人事。

でも、自然に場内は総立ちとなった。

場内アナウンスが促したわけでもない。

何故か、そうすることが当然のように思えた。

オーストラリアvsウェールズ戦も同じだった。

試合前の準備運動。

フィジーの選手たちは小道具を使っていた。

ちなみに、右端の赤い服は審判。

審判たちもランニングしていた。

試合後のスタジアム。

背中に、見覚えのあるモノをぶら下げた外国人がいた。

大阪・池田市のカップヌードルミュージアムで作れるオリジナル。

私だけのカップヌードルだ。

おそらく試合前に見学してきたのだろう。

ラグビーと同時に日本観光も楽しむ人が多いのだろう。

会場前で配られていた特別号外。

雨に濡れて破れないように気を付けて持ち帰った。

 

《オーストラリアvsウェールズ》

会場は東京・調布市の東京スタジアム。

最寄り駅「飛田給」からスタジアムまで、

道には黄色っぽい金色のシャツ姿があふれていた。

ワラビーズ(オーストラリア代表)のレプリカシャツだ。

試合前からビールを飲み、語り、笑う。

キックオフの前から観戦を楽しんでいた。

会場は飲料の持ち込み禁止。

その代わり、給水所があった。

「マラソンの給水エイドみたいですね」と声を掛けたら、

笑顔が返ってきた。

どのチームのファンかといえば、ワラビーズ。

会場の熱気にあおられてレプリカシャツを衝動買い。

なんと、1万1000円だった。

試合前、選手らがアップする前で一人の男が黙々とダッシュ。

腰に巻いたゴムチューブの先を相方に引いてもらい負荷をかけていた。

このダッシュを数分間繰り返した。

どうやら、主審だったようだ。

大一番を前に自分に気合いを入れていたのだろうか。

主審の責任感に感動した。

キックオフ後は場内の熱量が増加の一途。

得点、好プレーがあれば、すぐにあちこちで歓声が上がる。

会場で配られたW杯特製のごみ袋。

有難い記念品になった。