不動産屋であると同時に保険屋でもあるため
ご契約者の「死」に接することは度々あります。
一昨年は、長い間「がん保険」をもらっていた八百屋の社長が
肺がんを患い、およそ1年間の闘病生活の末に64歳で亡くなった。
闘病中、退院のたびに給付手続きで自宅へ伺い
色々な話をさせてもらった。
その社長は、自分は助からない・・・と悟っていたので
保険会社からの給付金で全国へ旅行しまくっていた。
会社は息子へ譲り、自分は奥さんと旅行三昧。
或る日、社長に聞いた
社長、死ぬことが怖くないですか?・・・・って
社長曰く、怖くないって言ったら嘘になるけど
なってしまったものはしかたない・・・・・
ジタバタしてもしょうがないからな・・・・
私
やり残した事とか・・・・・
まだまだ女を抱きたかったとか・・・・
自分でも下衆な質問だなとは思ったが
男同士なので、2人っきりだったので、聞いてみた
社長
ううう・・・・ん、それも無いな・・・・
あとは、残されたものが、精一杯やってくれたら
それでいいじゃん
俺は俺で、保険会社から貰うお金は
全部使って死んでいこうと思ってる・・・・
とのこと。
その社長、ほんとに保険会社からのお金は
全部使って死んでったらしい
もちろん、それ以外に遺族へ残した遺産は
ちゃんと残してましたよ、ご本人の名誉のために
さて、自分はどうだろうか・・・・・・
サラリーマンなら来年定年です。
自分としては全然、そんな年齢でないつもりですが
自分が見てきた定年退職者のイメージからすると
今の自分は全然若いつもりなんですけど・・・・
これまでの59年間に悔いは無いのか
幾つで死ぬか分らないが・・・・・
その時に思い残すことなく死ねるのか・・・・
答えなんか出ませんが
最近、これだけは思っています。
自分が死んでも葬式は必要ない。
直葬って言うやつ、
病院から搬送して、24時間だけ何処かに置いてもらって
翌日には火葬場へ直行。
家族だけが炉の前で見送ってくれればそれでよし。
墓も要りません。
札幌市の共同墓地へ入れてくれればいい。
気持ちが有れば、骨の一欠けらを家に置いて
気が向いた時に手を合わせてくれれば
それで十分です。
と・・・・までは、思い始めています。
しかしながら
まだまだやりたいことが
山積みなので
いま死んだら
結構悔いが残りそうです・・・・