せっかく出発したと思ったのに | おふらんすとイターリアに挟まれて生きる

せっかく出発したと思ったのに

昨日のブログに、こちらのジジババが今日イタリア(ピサ)に出発するとチラッと書きましたが・・・

そのチケットの手配をしたのは私なんです。

FLIXBUSというヨーロッパ内をたくさん走っている大手の格安バス会社。

 

旅行会社でもお願いできるのですが、手数料取られるのが嫌だとかのケチっぷり。

手数料っていっても5ユーロくらいなんですけど。

 

まあ、どうせ時間はあるので「取ってあげる」と引き受けました。

 

朝ニース→ジェノバ、お昼ジェノバ→ピサ(夕方着)、という乗り継ぎのバスです。

乗り継ぎのないダイレクト便もあったのですが、午後遅く発で着くのが22時前でマンマが嫌がり却下。

 

 

今朝、出発の前に顔を出しておこうと思い家に寄ったら、マンマはストレスマックスで狭い家の中を右往左往。

 

「あー、でた、この懐かしい感じ・・・」

 

と思いながら第三者として遠くから見ていました。

 

「ちょっと、この植木鉢に水をやってて!!」

 

とお兄ちゃん2に水のボトルを渡して、自分はさっさといなくなったマンマ。

お兄ちゃん2はため息をつきながらも、言われた通りに水やり。

 

遠くから

 

「3日に1度は水やりやってよ!」

 

と指示が飛んでいます。

というか、あなたたち帰ってくるの4日後だから1度だけでいいんですけど。

お兄ちゃん2が台所に水のボトルを置いてくると、2分後にマンマがそのボトルを満タンにして同じ植木鉢に水やり。

 

「今、それに水やったばかりだよ!何で2回もやるわけ!?」

 

「え、知らないわよ、いつやったのよ!」

 

 

何かのコントか?

というか、怖いんですけど。

 

またイタリア劇場の始まりです。

 

無意味に右往左往している(ようにしか見えない)マンマ。

滅多に出かけないから、こういう準備だけで大慌て。

 

忙しくしているからと、携帯を見ていたら突然私の目の前で止まって仁王立ちになり、

 

「土曜に散歩に出てベンチに座っていたら、手に蝶々が止まったのよ!」

 

とオチのないどうでもいい話を始め、かと思ったらパパに

 

「あれは入れたのか?これは大丈夫なのか?」

 

と急かすように質問。

 

「アメリカに移住するわけじゃないんだから・・・」

 

とあきれ返るパパ。

 

そして突然

 

「ほら、時間ないんだから早く髪の毛をセットしてよ!」

 

とお兄ちゃん2に指示。

 

「だったらドライヤー持ってきてさっさと座れ!」

 

と怒鳴るお兄ちゃん2。

 

「やだー、そんなに怒らなくてもいいじゃないのー!」

 

と。

 

何キャラ?

 

これ、だいぶ端折って書いていますけど実際は4倍くらいひどいです。

 

 

お兄ちゃん2がバス停について行くというので(さすがマザコン)、私はそそくさと退散。

 

今朝は久々に、唯一のママ友とカフェの日だったのです。

 

時間も忘れて話し込んでいたら、お兄ちゃん2からの着信。

 

「無事に出発したって報告?いらないしな。」

 

と思いながら出てみたら、

 

「バスがこない!何かメールで連絡が来ていないか?」

 

と(笑)笑っちゃいけないけど笑いそうになりました。

滅多に出かけない人たちが出かける時に限って、こんなハプニング。

そして後ろでマンマがガヤガヤ喋っています。

 

メールをチェックして見ても何も無し。

とりあえずもう少し待ってみる、とのことで電話を切りました。

 

 

ママ友と別れてから家に帰ってメールを再度チェックしてみたら、出発予定時刻の30分後に

 

「あいにくバスの用意ができません。つきましては別便を確保しましたのでそちらに乗ってください。乗り継ぎや不都合がある場合は自分でサイトからキャンセルしてください。」

 

と!!

見てみると、ニース・ジェノバの便の情報しか載っていません。。。

 

お兄ちゃん2に連絡をすると、もう少しで違う便のバスが来るそうで、その運転手に事情を話して聞いてみるということだったので連絡待ち。30分後、

 

「結局乗り継ぎが間に合わないからダメみたい。もう往路は全部キャンセルして、午後発の直行便を予約してもらえる?」

 

とのこと。

すぐに新しい便を予約したら、その直後にジェノバ・ピサの乗り継ぎも変更しましたメールが。

 

このタイミング、何かの嫌がらせでしょうか。

 

またその話をしたらややこしくなり過ぎると思ったので、知らないふりして直行便で行ってもらうことに。

 

こんなやり取りで、私の午前中は丸つぶれ。

息子のお昼ご飯の準備もままならず、どうしよう!と思っていたらお兄ちゃん2が

 

「実は今日、**(息子)のためにキッシュを焼いていたんだ。君も時間がないだろうし、新しい便のチケットを印刷してもらわないといけないから、チケットを持って来るついでにマンマの家で一緒に食べよう。」

 

と。

優しいんだかコキ使われているんだかサッパリ分からない状態で、

 

「だめだ、ここで深く考えてはいけない。ありがたくキッシュをご馳走になろう。」

 

と頭を切り替えてマンマ宅へ向かいました。

 

 

またもやマンマは変なテンションで

 

「次の便も来なかったら、この旅行は全部キャンセルするわー!」

 

と笑う姿が怖かった。

 

そして息子も混ざってランチを食べ、また1人で動き回っていたマンマ。

突然

 

「気分が悪い。。。」

 

と青い顔をしてソファーにうなだれました。

どうやら電池切れ。

 

ちょうど息子の午後の登園時間だったし、私もそそくさと(今日2回目)帰りました。

 

もちろんお兄ちゃん2は2度目のお見送りをし、2度目こそ無事に出発したという話でした。

おかげさまで午後は疲れ果てて何もできずにお昼寝をした私です。

 

 

そして先ほど、FLIXBUSから

 

「復路の座席指定(チケットを取った時、往路の座席指定はできなかったけれど復路はできたのでしていた)があいにく取り消さなければならなくなりました。つきましては、当日バスにご乗車いただいてから空いている席にお座りください。」

 

とメールが。。。

復路は問題ないといいんですけど。

 

 

 

 

 

 

これに懲りて、2度と旅行に行かない!とか言い出すのかな。。。

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