こんにちわ、北海道の健です。
お元気ですか?私は元気です。
早いものでもう週末ですが、昨日2月3日(木)は
小樽の海岸線でニシンの群来(=くき)がありました。
ニシン:群来、海岸線1キロに 北海道小樽(2/3付け毎日jpより)
(以下引用)
北海道小樽市船浜町の東小樽海水浴場付近で3日、
ニシンの群来(くき)が確認された。群来は、ニシンの
大群が産卵のために一斉に押し寄せ、海が乳白色に
染まる現象。この日は海岸線約1キロにわたって確認
された。
道立中央水産試験場(余市町)によると、石狩湾での
ニシンの群来は08年以来毎年確認されており、今年
で4回目。小樽市漁業協同組合によると、3日現在の
ニシンの漁獲高は106トン。豊漁だった昨年よりは
少ないものの、ここ数年は安定しているという。
ニシン漁は1月10日から始まっており、漁期は
3月25日まで。
(以上引用終わり)
報道関係者も駆けつけていました
群来はニシンの産卵が大規模に行われたときに見られる
海が青白く染まる現象で、昔のニシンの大漁時代には普通
に見られていました。
ところが、北海道ではニシンを畑の肥料に使うほど乱獲
されたためか、いつのころからかほとんど獲れなくなりました。
そのため群来もここ10年くらいは全くみられなかったの
ですが、小樽では4年前から群来が復活しました。
今年は去年よりやや漁獲量が減りましたが、群来が4年連続
でやってきたので、徐々にニシン漁が復活のきざしを見せて
いるといえます。
ニシンは小樽を代表する魚です。今は昔の栄華の名残に
なっていますが、群来が続いているということは、近い将来に
かならず漁が「爆裂」することを意味しています。
近年は、世界的に漁業資源の争奪戦となっており、マグロが
高騰の兆しをみせるなど、魚を良く食べる日本人にとっては
安穏としておられない状況です。
一方で小樽のニシンのような復活があれば、自国内での
魚の供給が確保でき、食料の危機管理に役立ちます。
いつかニシンの大漁が復活したとしても、昔のように獲り
まくったりせずに、きちんと資源管理をしていけば、将来に渡って
恩恵を受けられることでしょう。そんな時代がくることを願って
います。