こんにちわ、北海道の健です。


 相変わらず寒いですね。冬のピークです。


 そんな季節、オホーツク海沿岸の網走では、流氷が最盛期を

迎えているようです。


 オホーツク流氷観光が本格化(2月1日付け日経より)


(以下引用)

北海道オホーツク地域の「流氷観光」が本格化してきた。

1月29日に北海道網走市沿岸で「流氷接岸初日」を迎え、

雪が覆う陸地と海との区別がつかないほどに。2月からは

砕氷船の運航便数も増える。道内はもとより、中国など海外

からも多くの観光客が訪れている。

(後略)

(以上引用終わり)



 今年は寒くて雪の多い年のためか、昨年に比べて流氷の

規模が大きく、観光的には都合の良い年のようです。


 流氷を楽しむには、「流氷観光船」に乗って流氷を割りながら

沖に出ます。網走ではオーロラ号、紋別ではガリンコ号が就航

しています。


 オーロラ号ホームページ


 ガリンコ号ホームページ

 


 流氷を初めて見る方は、幻想的な風景に感動するというの

ですが、私も初めて流氷を見たときは、海が凍るという現象が

信じられず、別世界に来た感覚を覚えたものです

(ちなみに私の出身地である道南では流氷は無い)。


 そんな大切な観光資源である流氷も、一方では漁業活動の

支障となる「負」の側面もあります。

 流氷が来る時期には基本的には漁船が出漁できません。


 例えば、海と繋がっているサロマ湖では湖に流入した流氷

で生簀が破壊される被害が過去に何度も起きています。

 これを防ぐために、湖の入り口にフェンスを張る「アイスブーム」

という施設を開発して被害を食い止めることに成功しています。


 アイスブームについて(網走開発建設部ホームページより)



 このように両面ある流氷ですが、貴重な観光資源としての良い

面を最大限に活かして、これからも北海道観光に貢献してもらい

たいと思います。



 私はここ数年、オホーツク海側の地方へ出かけていないので、

流氷もしばらく見ていません。


 10年以上前に知床の羅臼で見た、流氷に乗って流され行く

野生の1頭の鹿の姿が目に焼きついています。

 沖に運ばれていっておそらくそれっきりになったのだと思い

ますが、悲しそうな眼差しでこちらをじっと見つめていたのが

印象的でした。

 どうしてあげることも出来ませんでしたが、これもまた大自然

の掟なのだと納得せざるをえませんでした。


 機会があればまた流氷は見たいですね。ただ、寒いのが苦手

なので長くとどまることはちょっとご遠慮したいですが。


 皆さんも北海道を訪れる機会がありましたら、是非一度

オホーツク海沿岸まで足を運んで流氷体験されては如何

でしょうか?

 一生に一度の思い出になると思いますよ。