今日もまた、小樽は雪がしんしんと降り続いて、
夕方になっても未だ止む気配がありません。
北海道は、まさに一面雪景色。


$よろず北海道ブログ


 これだけ真っ白だと、もう雪はイヤだ、大変だ、というのを
通り越して、むしろ清清しい感じさえします。
 全ての穢れを、神が白一色の世界のもとに統一する、みたいな。


 クリスマスも終わって、あとは新年を迎えるだけのこの時期、
やはり1年の垢と穢れを落とすべく、大掃除に取り掛かりました。
こればかりは、神様と雪にキレイにしてもらうわけにもいかない
ので。

 でも、結局、一向に片付く気配もないまま、夕方には一旦
終了。やはり、一日では無理でした。明日また続きをやります。


 さて、「白い恋人たち」。これは、近年の日本でクリスマス
ソングとして山下達郎の曲に取って代わって定着したか
どうかはわかりませんが、桑田佳祐の曲です。

 あっ、正確には「白い恋人達」です。違いがわかるかな?


(札幌でのライブ映像です)
※このビデオの情報はツイッターで交流しているある方から
頂きました。感謝申し上げます。

 この曲は北海道の冬、とりわけホワイトクリスマスには
バッチリとはまる名曲であることは間違いありません。

 私はこの曲が出た2001年当時、唐突で意外な感じを
受けました。
 なぜなら、桑田佳祐といえば「夏」「湘南」のイメージが
強かったし、定着もしていたからです。

 この曲の誕生には後述しますがあるエピソードが存在する
のですが、桑田佳祐がなぜこのような「冬」の曲をシングル曲
として当時あえて発表したのかは良く分かりませんでした。

 想像するに、その時代は桑田にとって一つの転機であった
のだと思います。サザンを一時的にはなれて、ソロ活動で
どこまで突出できるかの勝負に出ていたのかもしれません。

 翌年のすぐに、これも先鋭的かつ突出した「東京」を発表
しましたが、この曲は私が桑田佳祐の中で一番好きな曲と
なりました。


 さてさて、元祖「白い恋人たち」といえば、1968年
のフランス・グルノーブルオリンピック(札幌オリンピック
の前回)の記録映画「白い恋人たち、原題:13 Jours en France
(フランスでの13日間)」のテーマ曲です。



 映画「白い恋人たち」を知らずとも、この曲は聞き覚えが
あるのではないでしょうか?

 この曲は、映画音楽などで著名なフランスの作曲家
フランシス・レイの作品です。

 ちなみに、映画を監督したのは、おなじくフランスの
映画監督クロード・ルルーシュです。

 この方は、単なる記録映画のための雇われ監督とは
違います。

 なんといっても有名なのは、1966年に封切られた映画
「男と女(原題:Un homme et une femme)」です。

 映画に関することは別の機会に譲るとして、この映画のテーマ曲
「男と女」もまた、とても有名な曲で、誰しも一度は耳にした
ことのある名曲中の名曲です。



 この曲も実はフランシス・レイの作曲なのです。
そう、多くのクロード・ルルーシュの映画には、
フランシス・レイの曲が使われているのです。

 こんな素晴しいコンビネーションから生まれた映画
「白い恋人たち」ですが、ひとつのエピソードがあります。
 それは、実は桑田佳祐の「白い恋人達」は、この映画が
きっかけで生まれた曲なのです。

 この映画を見てインスピレーションを感じたことで
「白い恋人達」を作曲したとのことです。曲名も映画に
もとづいています(「~たち」「~達」の違いのみ)。


 クリスマスが終わっても、白い恋人たちの季節は続きます。

 北海道に長く住んでいますが、雪をただ厄介で迷惑な悪者と
とらえるか、清く幻想的でかつロマンチックととらえるかで
日々の気持ちが違ってきます。

 桑田圭祐やフランシス・レイの名曲は、冬の北海道に暮らす者に
とって希望を与えてくれるものであり、それ以外のところに住む
方々にとっては、北海道への夢と憧れを掻き立てるものだと
思います。

 寒い日々が続きますが、素敵な名曲により皆様が心豊かに
過ごされることを願っています。