先日テレビでやっていた映画ギミーシェルターを観た。
久しぶりだったので内容をすっかり忘れていたのだが、観ていくに連れて思いだしていった。
ハイドパークの追悼コンサートのあと、ウッドストックが開催され、トドメの大フリーコンサートになる筈だったこのオルタモントは、当時の最大にして最悪なコンサートになってしまった。
この頃のストーンズが如何に尖って最大級のやり放題をしていたのか、この映画はそのドキュメンタリーであると同時に、やはりストーンズが時代の寵児であった事の証明でもある。
なんにせよ、このコンサートで四人の死者が出たそうだ。
だだっ広いレース場に急増で作られたステージは2日で作ったとうい前代未聞の破天荒ぶり。
当初のコンサート開催予定だけが守られ警備も安全も衛生も、そして法律さえも越えてしまった大スペクタクルの1日になってしまう。
当時の悪いアメリカ像ってあんな感じだった印象が強い。アポロが月に行ったのと同じ年だ。
後から何度も繰返し見て、自分の歴史のような気がしているが、万博しかり実体験では決してない。
でも刷り込まれたアメリカ像はあんな感じだった。
戦争の傍ら宇宙開発、・・・これもある意味戦争か。
若者には飴とムチで大麻やドラッグ、アルコールを与えてお茶を濁す。
いちご白書もそうだったけど、あの時代の空気を吸ってしまっているので、確実にあの時代の残像から逃げられなくなっている。
だから久々に観たあの時代のアメリカに、逃れられない記憶が引き戻され、当時の感覚が蘇ってしまった。
未だにあの頃の空気が思い出されるのは、あそこから脱出出来ていない証拠なのだろうか?
何にせよ、面白くも不愉快な作品であることに間違いない。



